2009/12/14 10:10:50

行商

 東京都のオフィス街で、お弁当の行商に待ったがかかったとのニュースがありました。懐さびしいサラリーマンに受けて、ワゴン車などで商品を運び、「店」を広げるようです。困ったのが、近所の飲食店。そのせいで、売り上げが減少してしまい、営業妨害だ。としているのです。 営業には鑑札が必要とのことです。

 昔、子供のころ。行商のおばちゃんが、大きな、体と同じ位もあると思われるほどの籠を担いで働いていた姿が思い出されました。電車などに乗って、近隣の町で商売をしていたのです。 リヤカーで運んでいた人。犬と一緒にリヤカーで来る人。いろいろな行商の方たちがいました。

 この年末の季節になると、実家には必ず、正月用の準備のための、松飾やしめ縄、お飾りを商うおばちゃんが来ていました。子供心に、体と不似合いなほどの重さの商売道具を遠方から運ぶおばちゃんの力強さと忍耐力に、尊敬の念をいだいたものです。母とおばちゃんのやりとりが終わると、家中に正月の飾りが施されます。一気に日常とは違った我が家になります。彼女の来訪はありがたいお正月さまをお迎えする一番最初の取掛かりです。行商人はまさに福の神のお使いのような商売ですね。
 
 行商のおばちゃんが、姿を見せなくなったある年以降、市内の北上川に近い街の路上市で飾りを購入するようになりました。それからほどなくして、車社会の発展に押され、年の瀬の市も、かつての活気を失いスーパーマーケットでの買い物へと、正月飾りの買い方が変化をしています。ガソリンを使わず、エコだった行商の方たち。すっかりすたれていたと思いきや・・・。

 平成の時代になり、日本一のビジネスの中枢・丸の内地域で、既存店への脅威になるほどの成果を上げているのが昔懐かしい形式の行商のお弁当とは・・・。

商売のありようが回帰して来ているのでしょうか。行商こそ消費者にもっとも支持される究極の販売方法なのでしょうか。今後も注目です。
 



2009/12/11 16:59:24

プレゼント

 クリスマスや年末年始で、プレゼントを選ぶのが楽しい季節になりました。贈り物をする相手の好みを思い浮かべたり、喜んでもらう光景を想像したりと、もらう方より、送る方が夢中になったりするものですね。

 選ぶ目的があると、街へ出かける楽しさが倍増します。もらう方も、直接的におねだりする現実派や、「けっこうですから・・・」と表面では遠慮しながらも、絶対欲しい人たちまで、もらうときのやりとりは、いろいろなタイプがいます。せっかく差し出しても、あっさりと「いらない」と言う人も。まさか、「そうですか」とあげようとしていたほうまでさらにあっさりひっこめるわけにはいきませんから、相手に負担にならない差し上げ方も工夫が必要ですね。

 さて、人様のお宅を訪問するときはお土産と称するプレゼントを持参します。まして、外国へ行くときも手ぶらのはずはなさそうです。
 600人以上ともいわれる大訪問団を率いて、小沢幹事長は何をプレゼントするのでしょうか。また、なにをもらってくるのでしょうか。天下国家の政に影響のある訪問ですから、うっかりした物は渡せません。物ではなくても、後のしこりになるような・・・。たとえば、日本の国益に反するプレゼントを、まさか上げてしまったりしませんよね。しこりになるような宿題も作ったり、持ち帰っては欲しくないものです。あくまでも、日中友好を深める方向になるようねがうばかりです。

 数年前、北朝鮮からマツタケをもらって、大ニュースになったりしていました。政権が変わり社会が変わる今、何が国家間で動き、動かそうとしているのか興味は尽きません。



2009/12/10 12:38:55

色の和名

 新聞紙上では、ときおり、作文コンテストの記事が掲載されます。おのおののテーマですが、各論点で、新鮮な視野の内容に出会うことがしばしぱあります。

 その中でも、特に、今でも忘れられない内容のものがありました。1.2ヶ月前に、河北新報社で実施した作文コンクールで、最優秀賞を獲得した涌谷町の女の子のものです。

 色の呼び名。色の和名についてのものでした。小学生ながらしっかりとした文章で、わかりやすく、そして素直な視点で書かれていました。繊細な色の呼び名か゛こんなにもたくさんあることを、それまで私は恥ずかしながら意識したことがありませんでした。この作文に接して、自らの心が洗われるように、すがすがしくさわやかな気持ちになりました。

 勿論、これまでも、色の和名を目にし、耳にしたことはあります。しかし、日常会話ではなくて、多くは、文学作品など限られた中で接するのみで自分自身が利用することはとても少なくなってしまっていました。
 最近は、テレビ・ラジオなどのマスメディアではむしろ外国語で表現されることも多く見受けます。その、大雑把な感性と表現の乏しさ。なんとなく、さびしさを感じていたのです。ですから、和名で呼ぶ表現方法に、この作文のおかげで、気付くことができてうれしくなったのです。

 彼女の作文を呼んでから、インターネットなどて、和色の辞典を調べ、目にしました。茶色や赤など。それまでは、ただ単純に呼んでいた色の名前。でも、本当はこんなにも、何段階に植物名や季節感を伴った、豊かな名前が、大和の昔から、日本語で表現しあってきたのです。先人の表現力の豊富さに驚きます。ぜひ、私たちの代も受け継ぎ、後生へ伝え続けたい素晴らしい文化です。




会社概要

会社名
(株)ネクサス
カナ
グラントップ
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宮城県知事免許(2)0006306
代表者
引地 由花
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9840032
宮城県仙台市若林区荒井2丁目18−10
TEL
代表:022-724-7780
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09:30〜17:30
定休日
土日・祝 毎週水曜日午後
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東北線南仙台
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