耐震化建物と緊急地震速報
昨日、大型ショッビ゜ングセンターで買い物をしている時でした。福島県沖を震源とする大きな地震がありました。はじめは、えっ・・・。と思っていましたが、ただならない気配。吹き抜けの回廊の遠くの方で、雑貨品の棚から落ちるような音が聞こえました。
もう少し長い時間、ゆれ続けていたら、パニックになったかもしれません。しかし、私の居た場所は、幸い、出口が目視できる場所でしたし、昼間でしたから、問題はありませんでした。
夜間、電源が切れた場合のショッピングセンター。しかも、大混雑中だったら。と思うとぞっとします。あまりにも店内は広い。しかも出口は数箇所に限定されています。足が疲れていたら、明るいときでも店の外に出るのは体力が必要なのに、暗がりで地理の不案内な店内から、雑踏にのみこまれながら出口を探れるだろうか。現実の巨大地震だったら対応できるかどうかは不明です。
常日頃から、家の中の防災対策はしているのですが、外出先での遭遇では勝手が違います。思い出すのは7.8年くらい前でしたでしょうか。毎月26日になると、震度の大きな地震が続いた年がありました。そのとき参加していたパーテイの最中でした。テレビでシャンデリアがゆらめく映像が放送されたときです。格式あるホテルの中でした。
久しぶりに外での地震でしたが、幸い、今回も建物は新しく、耐震性に優れたであろう建築物の中でしたので、あわてて外に飛び出す必要はありませんでした。やっぱり、耐震化されている建物は心理的にもお守りになります。
他の買い物客もけっこう冷静でした。たぶん、この建物がくずれる心配はない。と思っていたのでしょうね。誰も悲鳴なども上げず、注意深く行動していました。それでも、適宜外の非難通路方向を確認したり、連れとの連絡をとりあっていました。パニック行動をしないほうが、順調に非難できることをそれぞれに自覚しているのでしょう。すばらしいことです。
数分後、点滅している携帯電話を確認しますと、緊急地震速報が入っていました。文明の進化はありがたいものですね。自然災害は避けられませんが、今ある技術を活用し、知恵と努力と、意識づけでその被害拡大をちゃんと防止している・・・。そんな建築士さんや、防災キャンペーンの関係者さんたちに感謝をした出来事でした。
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