2010/10/05 15:05:18

新米のお値打ち

近隣諸国の領土問題やら、不景気、円高など、連日連夜国際的にも国内的にも問題だらけの世の中ですね。食欲の秋ですから、こんな問題に対処するためには、滋養強壮のためにも、おいしい宮城のお米を食べることが大事です。でも、この実りの秋のお米までもが、新米よりも古米となる昨年収穫したお米の値段の方が高い・・・。という逆転現象になったとか・・・。


新人とベテランでお給料が高いのはベテラン。でもお米は新しい方がおいしいのものですから、いつもなら新米が高いことが当たり前。でも、そうは行かないのがこの困っただらけの今年を表しています。


先日、50代と60代の社長さんがたとの世間話。今の若者は仕事を選んでばかり。職が無い無い・・・。と言いながら、楽なパソコンのキー操作だけでお金を稼ごうとしている・・・。と嘆いていました。外国人に重労働の負担が行き、日本の若者は楽な仕事しかしようとしないからこんな、不景気を脱出することができないんだ!! これを改善するためには、教育からやり直さなければならない・・・。


日本人スタッフは初めから募集をしない。と語っていた人材派遣会社の担当の方もいました。外国人は喜んで仕事をする。休日返上でも頑張ってくれる。日本人はグチばかり。ことあるごとに休みたがるので、そのたびに交代要員の手配が大変・・・。確実に働いてくれる外国人の方が、企業にとっては戦力として計画を立てやすい。給料を支払うほうからみれば、喜んでまじめに仕事をしてくれる人に頑張って欲しいから、はじめから日本人を採用しない。という理論でした。


新米の安値。今年のお米は異常気象のせいで味が昨年より今ひとつの作柄とか。、人材に置き換えてみるとなんとなく興味深いですね。現役で、80代90代でもバリバリ働く農漁村などのおじいちゃんおばあちゃんの方が、ずっとずっと社会的には貢献していたりしています。古米(ベテラン)が高値だっていいじゃない。って。


国際競争力を高める。とか高度な資格や技術を取得する。とか、大学や高校の授業料を支援するとか。いろいろな不況打開策が世間では論じられています。でも、もしかしたら一番の雇用対策は、国民の意識改革こそが大事かもしれませんね。仕事をすること、そのものを喜びとする考え方です。


バブル経済のあたりからはやりだした、帳簿の資産の数字・残高の増減に一番の価値を見出すのではなく、現物の生産・現物のサービスの提供に人として、仕事をする価値を見出す方向です


福沢諭吉の時代。日本の文化では、一生涯を貫く仕事を持つことが美徳とされていました。(心訓引用)。働くことは、楽しみであり喜びでした。ある時から、貿易摩擦解消などの必要により、国民の意識を「休み」に喜びの比重をかけるように、国際社会からコントロールされてしまったように、感じております。


年月をかけて意識を低下させられ、結果として日本の競争力低下を招いてしまいました。国内ですら、自国の民が人材として機能しない世の中になってしまいました。100年に一度の不景気は、こころのありようを見直すいいチャンスかもしれません。


新米のみなさん!! ぜひ踏ん張っていただいて、つやつやと輝く「人材」となっていただきたいものですね。






会社概要

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(株)ネクサス
カナ
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09:30〜17:30
定休日
土日・祝 毎週水曜日午後
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