減額 職務放棄
嘉子の創作「減額・番外編」続きです。
ヒラマは、エジプトから中東にかけての、世界のニュースがあまりにも強烈なので驚きの連続です。毎日が歴史の只中にいることが察せられます。このデモの行方が、日本や、世界に、どうゆう未来を招くのだろうか。考えてもわかりません。アメリカを中心とした資本主義がもたらした文明は、本当に幸せを増やしたのだろうか?そんなことも一つのヒントかもしれません。
身近な森からの収穫物で人は生きられるように神様がしくんでいた自然のなりたち。今は、大型タンカーで地球の裏側からも石油が運ばれてきます。地中の奥深くから資源をくみ出し、他国の食べ物を食し、宇宙の果てにまで暮らしの場所を広げようとしている・・・・。
資本主義があるから、未開地が減り、貨幣経済を維持するために、物流が活発になる。誰もがマネーを求める。金が無いから貧困を感じる。畑に豊かな食料が実っていたとしても、「金」が無いことが不幸に感じる・・・。昔なら・・・。
それにくらべて、ちっぽけな問題すら1年近くかかってもなんら進展すらしない、自治会と自分の会社のスローペースに辟易してきていました。
「だいたい、監事さんたちは、その後、せっちゃんや有志たちに誠実な対応をしたのだろうか?。執行部の疑義についても、職務をまっとうするための何をしたんだろうか。そしてしていないなら、何をもってそのするべき行動にブレーキをかけているんだろう。」
テレビでは強制起訴となった、与党の大物議員の映像が繰り返し流れています。「議員を辞めるつもりもないし、離党もしない」ということのようです。
昔、同じ状態だった議員さんたちと比較すると、今回はずいぶん長い時間を使っています。政治と金の問題。あんなに、野党時代に糾弾しまくっていた政党とは思えないほど、与党内部の問題のくせに、判断ひとつできないんだなあ。
しかも、それで、通っちゃうんだなあ・・・。
ちょっと前までは、いつでも質問に答えると、けっこう潔いことを話していた人なのに・・・。何ヶ月もかけても、まともに行動はともなって無いじゃないか。自分のことになると、豹変するとは・・・。
この落差を、全国民が知っているのに、どうして、そのままの状態を続けることが出来ているんだろうか。推定無罪なので、辞職はともかく、自ら経緯を説明して潔白を主張したくは、ならないんだろうか?とヒラマは思いました。
それとも、こんな風にひたすらな、時間稼ぎは、新しいタイプの人生の処世術の一つなんだろうか。ヒラマは与党の大物議員や、自治会執行部・監事さんたちの行動は、まったく賛成できない気持ちなのでした。
やるべきことをしないこと。職場の場合それは「職務放棄」といわれたりします。監事さんが監事としての職務をしないとしたら、これはきっと職務放棄とみなすことになるだろうな。疑義を容認し、放置すれば、それは「幇助」とも解釈できる・・・?。
要請書に答えない、文書回答をしない人たちに対する罰はないのだろうか?自治会に、検察審査会はできないのかなあ・・・。自治会と国政の差を感じ、違いを憂うヒラマなのでした。
つづく
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