タダの壁
高速道路は震災の影響で「り災証明」を出口で提示すればこの周辺のエリアは無料で何回でも利用できます。そのおかげで被災地復旧へ向かう工事関係などの仕事の方たちは毎日の出費が相当抑えることができますから、大分助かっていることでしょう。
なにせ、片付ける場所に寝食を営める場所などなく、全員が「通い」を余儀なくされているのです。応援部隊が来てくれなくてはなにも進みません。この政策に限っては大いに良いことだと思います。
ただし、出口付近の混雑が相当のもののようですね。午前6時台から、高速道路の出口付近は長蛇の列。そのせいで「もっとその先まで走行したい車」も出口からの行列があるから前に進めないという弊害があるそうです。
タダではない人たちもいらっしゃいますから、ETCをスルリと通りたいところですが、「タダの壁」に阻まれてそうもすんなりとかわせない事態もあるようです。
さて、夏休みがスタートする季節になりました。世界遺産に登録された平泉を目指し車でお出かけ予定の方たちもたくさんいらっしやることでしょう。そんな時、高速道路に並ぶ「タダの壁」も、時間計算に入れておくことをおすすめいたします。
それにしても、ステッカー方式とか、もっと早く出口を通過できる手法は編み出せないものでしょうか・・・。毎日並ぶお仕事の方たちは、仕事する前に疲れてしまっているようです。
震災後の時刻表
電車に乗る回数は多いほうではありません。そのためエラーしてしまうことがあります。それは時刻表についての危機管理です。
少し前の話ですが、ある会合に行こうとして南仙台駅に行ったときのこと。震災以前、23年3月5日からの列車ダイヤを見て自分なりには「ちゃんと準備して」到着しました。すると乗ろうと予定していた電車の時刻が表示されません。? ? ?・・・・。
いつもは10分と待たずに来る電車。けっこう本数があるので、駅に行けばたとえ1本乗り遅れても十分間に合うはずでした。それなのに30分以上も待たないと次が来ないことが判明。大事な用事でしたから大あわてで車での移動に切替て、なんとか用事に間に合わせたことがありました。
震災の影響で運転の本数を減らして営業をしていたんですね。車生活ばかりですと、こんなことにも気付かずつい震災前の便利な移動手段として何も考えずに行動していたわけです。
日常生活では当店の廻りでは大体のものが買い物ができて、ライフラインも復旧して・・・。わかっていたはずなのにほんの数分の不便を感じて、まだ、「本当のいつも」になんて戻ってはいない事実を実感します。
その後は、臨時時刻表が南仙台駅に張り出してありましたから、ちゃんとそちらを確認してから予定をたてるようになりました。
笹かまぼこは冷す?暖める?
7月13日に全日宮城県本部太白支部総会をしました。懇親会は、名取駅前の「サッポロビール園」でジンギスカン食べ放題、ビール飲み放題で盛り上がりました。震災の影響を受けた工場ではありますが、ちゃんと夏のビールシーズンに復旧が間に合い、いつものお料理をいつもの店内で食べることができました。
お店からのサービスで「仙台の笹かまぼこ」が振舞われました。思いがけないことで一同大喜びしました。復興支援で地元産を広めてくださる心意気に感謝しました。
皆さんの前にはジンギスカン用の鉄板があります。
私は迷うことなく、冷たいままいただきました。
笹かまの食べ方としては、冷たい方がおいしいと感じるからです。コリッとした食感と、練り物特有の魚のぷりぷりとなめらかな歯ごたえが大好きです。おいしい笹かまの時は、噛んだ表面がつるりと滑らかなことが多いのです。
粉っぽいザラついた笹かまもときにはあります。あまり好みの味ではありません。おいしいものほど冷たい時の味と舌触りがいいのです。暖かくしてしまいますと、ただふんわりと膨張し、焼き加減があいまいになってしまいます。お店ごとの差がわかりにくくなってしまい、つまりません。笹かま好きにはなんとなく物足りません。
しかし、他の方は鉄板でこんがり程よくあたためてからお召し上がりになっていました。冷たいものをいただいたのは、私一人だったみたい・・・。どうやら笹かまをあたためることが出来る状態では「あったか好き派」が大多数のようです。
私の好みはもしかしたら少数派だったのかもしれませんね。もちろん冷たいままの仙台の笹かまはとてもおしかったですよ。「石巻のかまぼこ」も「名取のかまぼこ」も・・・。早くたくさん食べれるようになったらいいな。
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