2011/08/20 13:19:21

逃げる人・逃げない人

昨日、ゴーッっという揺れに恐怖しました。地震です。緊急地震速報がなる前にもう始まっていました。靴をきちんとはいてから外へ出ると近所の方たちも道路に出てきました。


そんなにもゆれた日。知人と話をしたら「津浪警報が出たけど、周囲の人はそうもあわててなかった。逃げようとしていなかった・・・。」とのこと。だから知人も積極的に早い行動をしようとしなかったというのです。


津浪警報は50センチ。その方たちの居た場所はなんと津浪被災地です。防波堤も無くなっている海のすぐそばです。瓦礫処理にかかわる外作業の最中のことです。消防から逃げるよう伝えられ、結局は作業を中断して逃げたそうです。全員無事でした。消防や作業を取り仕切る人たちはきちんと判断していただけていたのですね。でも、問題は、個人個人の意識です。


その、消防から言われるまでは逃げようとしていなかったという人たちの話を聞いて思わず知人につい大沢親分よろしく 「渇!!」 を入れてしまいました。 


「なぜ、せっかくあの日、ちゃんと逃げたから助かったのに、今回は逃げようとしないんですか。消防の指示や、警報の数字なんか待ってたりアテにしたりしないで。数字や機械が間違うことだってあるんだから。」と。あの日、最初は実際よりも低くく予測されていた津浪の高さ。停電で伝わりきらなかった放送・・・。そんな悔しいことが思い出されつい、故障した私の携帯電話熱よろしく熱が入ります。(わからない人は8月18日のブログを見てください。)


「とにかく揺れたら、率先して逃げて。逃げない人がいたら逃げるように指導して逃げてください・・・。職場の上下関係なんてどうでもいい。死んだらそんなの関係ない。津浪の時は、とにかく身を守ることが大事。いちいち気にしてる場合じゃない。とにかく逃げて!!」と。猛暑を吹き飛ばすほどの危機意識の熱風が私の心から出ました・・・。


まずは当のご本人は、実に冷静に指導どおりに逃げたのですから問題はないのですが、あたりにいた人の、のんきすぎる反応・様子を話したばかりに、暑さが増した一日になっちゃいましたね。無事だったのだから、とにかく良かった。


全員が、とにかく早い時間に行動しさえすれば、後日後悔するタネは減らすことができます。おいしいラーメンなら2時間並んだりもするんです。そんななのに、こと、避難とかが面倒に感じるって・・・。なんなんでしょ。それもまだ半年もたたない時期なのに。家が町が流されてしまった、まさに「その現場」そのものにいるというのに・・・。あんなに揺れたのに・・・。


実に人の心は不思議です。ムダ足になっても、いいじゃないですか。毎回ちゃんと逃げましょう。


知人は「次回は辺りが逃げようとしなくても、自分が率先して、逃げるように声かけをする。」とまで、力強く約束してくれました。これからは全員避難が昨日よりも早くなることでしょう。




コメント一覧*

No.4651 嘉子さんのコメント 2011/08/22 9:44:10
コメント本文 猪股様 コメントありがとうございます。ビルの10階はさぞ揺れたでしょうね。慣れない場所・しかも高層ビルでの決済・・・。エレベーターは危険ですから、この場合は非常階段の場所を入室前にあらかじめ知っておくと、かなり行動がしやすいでしょうね。不動産取引の「もう一つの準備」として、とても参考になりました。

No.4645 猪股さんのコメント 2011/08/21 9:29:02
私も先日の地震の時に 決済でビルの10階にいたのですが 周りは地震慣れか?逃げることなく。。。
慣れてはいけないもので 避難すべきと思います


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