玄関先に来たら
少し前にはおおらかに行われていた訪問販売が、今はとても厳しい法律で消費者が保護されるようになってきています。販売のみでなく、個人情報保護の名目で隣の住民どおしですら名前や職業などを知らせていただきにくい世の中になってきました。
新しい人との出会いが運命を変え、飛び込みセールスマンの話を聞くことでビジネスチャンスをつかみ幸せになった人は、たんさんあるのが事実ですが、いい出会いについて語られることは少ないです。悪質な訪問販売被害が多くの苦しみを作ってしまったせいでしょうね。
そんなとんでもない出会いを撃退するためには、玄関を固く閉ざし半端に話を聞かないことが有効らしいです。が、本当に用事があったり、警戒しすぎていい出会いのチャンスすら失う・・・・。すべてを閉ざすことがいいことなのか?は、誰にもわかりません。受け手側にも、情報選択能力、取捨選択の力量が必要ということもあるでしょう。
外国との取引ではとにかく「開放」こそが「善」とさえとれる考えがあるのがとても不思議です。個人宅は固く玄関を閉ざしインターホン越しに話をしている多くの日本人。ことアメリカや他の国との人なら、仲良くなれると決め付ける人の主張はけっこう耳にします。
防衛費や自衛隊は平和憲法のある国なのだから、まったく必要ない。と断言する複数の平和主義者・政治家等の主張がテレビでときおり放送されます。少数派なのか多数派なのかはわかりません。テレビのバランス上そのような人にも発言の機会を与えるために、出演回数が多いのかもしれません。
その平和主義者も、日本国内のご自宅には鍵をかけて暮らしているそうです。国家間取引では話し合いでなんでも解決できるという主張とやや矛盾しますね。国家間では攻めてこないから。防衛の必要は無いから。話し合えばいいから・・・。なんてね。隣人を信じることすら、とても難しいというのに。
早くもアメリカと日本ではTPPの「事前協議に入る」という作業に対する認識のズレが見えはじめているようです。
少しくらい玄関先で訪問者の来訪意思を選別してから、数回後、やっと自分の座敷に上げるくらいの警戒心がある生活をしてもいいのではないでしょうか。
あっさり座敷に通して、商品をさんざん広げさせ、解説を聞き、結局「いや、一つもいりません」とは断りにくいですね。お金が無いと断ると「ローンを組んで」となり・・・。すごまれたりして。怖くなって契約して・・・。あとで後悔するというのが、よくある悪質販売のパターンかもしれませんね。
国家間では違うでしょうけど・・・。
常夜鍋
知人から新鮮なほうれん草を頂戴いたしました。畑直送といいますか、畑で作業中のところ、通りがかりにご挨拶をしましたら、市場に出荷する大事なお野菜なのに私にくださったのです。本当にありがとうございました。
これ以上の新鮮野菜はありませんね。産地も、生産者もはっきりしていますからこれ以上安心な食品はありません。
たくさんいただきましたから、今夜は「常夜鍋」にしようと思っています。この料理は毎日食べたいほどおいしいから常夜と名づけられるほどのものです。
シンプルですが、ほうれん草と肉のおいしさが引き立ち大好きなメニューです。たっぷり野菜がいただけて、最近の寒くなってきた夜には最適です。
今、TPPの交渉参加に関する話題で国論は二分状態。このほうれん草がどのような世界情勢の影響を受けて、畑は今後どうなるか・・・。食の安全や表示は今後どのような食卓の価値観で支配されていくのか?
夜のニュースを見ながら熱々のお鍋をいただくことになるでしょうね。野菜の安心があればこそ「常夜」いただきたくなるすばらしい食材となるのです。毎日食べて安心安全が日本人の大多数の願いです。
遺伝子組み換え、農薬・・・・。世界の価値観と日本の価値観の表示方法など折り合いがちゃんとつくのかとても気になります。
金物の湯たんぽ
昨夜冷え込みが厳しくなるという天気予報でしたので、湯たんぽを出しました。震災の後に購入したものです。それまで使用していたのはプラスチック製でしたが、震災のあたりに割れてしまったためホームセンター復活と同時くらいに購入していたのです。
震災直後の購入だったため、素材が「金物」です。ブリキなのかトタンなのかとにかく金物です。やかんが無くても直接火にかけてお湯をわかし利用できるという優れものです。昭和そのまま。ぎざぎざの波打つ表面にシルバーのあっさりした外観が郷愁をさそいます。
商品説明にはたしか「火にかける場合はふたを必ず外すように・・・。」という注意書きがありました。爆発したら大変危険ですから注意はしっかり読みました。私は、やかんで沸かしてからお湯を入れています。
今朝、ふとんから取り出し定番の利用方法をしました。湯たんぽのお湯で翌朝の身だしなみを整えるわけです。「顔を洗う。」ーーー。洗面器に移したお湯はまだまだ熱くて保温性がいかに優れていたか実感しました。水でうめてからでないと手がいれられないほどでした。
プラスチック製の湯たんぽの時は、なんとなく顔を洗うのに抵抗があり、掃除用にしたり、そのままただ捨てたりしていました。お湯にプラスチックのいやな特有のにおいが付着していました。くさいので肌につけたり、まして顔を洗う気分にはなれなかったのです。
今回の金物製は臭いはほとんど気になりません。お湯を飲んでもいいのかな?とも思うくらい普通のお湯です。
幸い我が家ではやかんは無事でしたから、飲用には使用しないと思いますがそのくらいのできばえです。緊急事態となったら湯たんぽのお湯も貴重な水となることは間違いありません。他になければ、お水として飲んじゃうでしょうね。たとえ、就寝中に被災して部屋から脱出できない事態になってもこの湯たんぽがあればかなり安心です。
金物を選んでよかった!!
コメント一覧
No.5520 嘉子さんのコメント 2011/11/15 9:35:02
コメント本文 りゅうさんありがとうございます。ずっと昔、電気毛布を購入しましたが電線や、低温やけどが気になって寝ることが出来ませんでした。湯たんぽはとても快適です。
No.5483 りゅうさんのコメント 2011/11/11 16:41:17
湯たんぽねぇ〜 懐かしい。まさにエコな利用ですね。感心しました。
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