2012/05/31 10:04:39

創作 返金A

嘉子の創作続きです。このお話は作り話です。実在の名称その他一切実在のものとは関係ありません。


オタクが昔住んでいた賃貸住宅を眺めていたあの日から、少しさかのぼる時期のことです。株主総会を控えた管理会社事務所では、事務員らがもくもくと準備作業をしていました。


この事務所はすっかり静かになりました。


以前は、気を使う人間がいない時は、つい、世間話をしたり、なごやかな雰囲気もあったのですが、今では仕事だけの時間を過ごす場所となっています。


柱となる明るいしかし、仕事のできる上司らが一斉に転職し、その補充として多くの社員が入れ替わりをしてしたのです。次にはいった人たちは、勝手がわからず、日々をこなすことに精いっぱいでした。


社員の一斉入れ替えは、裏返しに、まわりはほぼ同期入社。突出した実力を見せつければ、あっという間に昇進できるチャンスが待っています。営業職でなくとも、実力者に気に入られれば、来年はこの事務所の主要ポストに自分が鎮座することも夢ではありません。


決算書の数字を精査したりすることは、中途入社で会社に入ったとしてもやり方が大きく変わることはありません。事務のプロとしては、うかつな初歩的質問で、自分の未熟さをさらすのがはばかられます。


ライバルどおしの同僚に、もしも、疑問を感じた勘定科目や支出、日付の整合性の指摘事項があったとしても、気安く話す気分にはなれませんでした。そのネタを手柄として、出し抜こうとする人の罠を恐れてのことです。


もしも、自分が気づいた項目が「パンドラの箱」だったら、せっかく不況のこの時期に入社できた職を失います。とにかく、職に居座ることこそがこの会社員たちに与えられた一番の目的でした。


この会社では、いつしかから、数か月ごとにトカゲのしっぽ切りのように、定期的に誰かが、トップの権力のおもちゃとしてクビになるならわしのようなものが感じられました。あるときは、無能を責められ、あるときは不倫疑惑を流され、あるときは、着服の疑いをかけられていました。


それらの解雇または自主退職につながる理由がはたして真実かどうかについては、藪の中です。


とにかく、なんらかの事情で人間の入れ替えがあるのです。ただ、目をつけられて、十字架にかけられないようにしたい・・・。震災後の生活に困った社員らは、トップの人間への自己を中傷する密告を恐れ、緊張した日々を過ごしていたのでした。


辞めていった人たちに共通する特徴がありました。それは、トップたちにそれほど「へつらわない」ということと、ふつうに仕事場で談笑をして、ふつうに自分達だけで仲良さそうにしていたのです。


裏返せば、上役にへつらい、めったに笑わず、社員同志では少なくとも上司らの目に付く場所では仲良くしないことが、この職場に居残れる条件のようでした・・・。


決算書の数字に疑問を感じた若者がいました。入社からまだほんの数日しか立っていない若者でした。新入男性社員・若木です。


「なんでしょう?この項目は・・・。」。事務机をはさみ真正面から、直属の上司に指をさして書類のあるところを指摘しました。


これこそがあの、家賃差額のことでした・・・。彼は、まだ、この職場の人間関係をまだまるでわかっていませんでした。入社間もない彼には、ただ、書類の袋へのステッカー張りを命じられただけなのでした。それなのに、書類の内容に対する質問が飛び出したのです・・・。


職場は一層、氷点下のように冷たい沈黙が流れました。上司は、彼の指さした「返金」の2文字を前に固まっていたのでした。


つづく





2012/05/28 15:34:15

創作開始 「返金」

嘉子の創作新シリーズです。今回は「返金」です。前回の減額の続き的なものにしたいと思っています。いつもどおり、作り話ですから現実のもの、実在とは関係ありません。


では、始めます。


☆☆☆


あの日からちょうど1年くらいになるだろうか?。


オタクは今年初めての夏日を記録した空をみあげながら、自分が転職したころのこと、そのあとの事をいろいろと思い出していました。季節は確実にめぐり365日くらいが経過していました。


日差しを反射した水たまりに映る独身のままのオタクのズボン。裾には、駐車場の草取りをしたときの泥と、草の汁がすこし残ったままです。


あの頃舞台となったアパートやマンション・・・。それぞれの管理人室の定位置。もともとはオタクが勤務している管理会社の写真入りカレンダーがかかっていた壁のことごとくに異変がありました。年末に配られるカレンダーがそのアパートに届けられない事情があったからです。


いまではそこには違う取引業者がくれた日めくりやポスター的な暦がかかっているのです。


信用の失墜の果てに、小さな壁のスペースの中で、熾烈な物言わぬ「陣取り合戦」に敗れたのでした。他社にその場所を奪われています。平成の時代は武力ではなく、お客様のご自宅の一番目立つ場所にカレンダーを飾っていただくことが重要です。壁のごく一部こそが「企業」という組織をたばねる大将にとっての年末に目指す金メダル、玉座なのです。


オタクは、まだこの問題の舞台となった管理会社にとどまっていたのでした。今ではあのアパートにいく必要なんてないし、用なんて一つもなくなっているはずなのに、なんとなく、いまはいないはずの法子さんを探してつい足が向くことがあるのでした。


未練たらしいぜ。と自分のブサイクをわずかながら感じながらも、なお、ねちねちとこの、ストーカー的行動は改まらないままなのです。もっとも、いない人間の残像を探すことがストーカー行為ともいえるはずもないので、かまわないと言えば、アリなのでしょうか・・・。


この会社ー。そう、この会社こそ大家さんが値下げした家賃を毎月3000円ずつちゃっかりもらおうと?していた不動産管理会社なのです。入居者に大家さんの値下げの意思をしらせずに、本来の家賃よりも結果的に上乗せして、徴収していたのでした。


問題点に気付いた人達から指摘されると、預り金とか借受金とか理屈をつけて目くらましの言い訳を重ねたりしていました。2年間も、差額をプール。金を抱いてた管理会社なのです。ことの深層は、入社年数の浅いオタクが解き明かせるほど簡単ではありません。


ただ、どうやら、入居者の立場を利用して、管理会社のスパイになり、仲間を売ることでついに定職を獲得できた。


これこそがオタクにとっての成果といえば、成果です。


当時、その差額を知らせないことをめぐり、住民らかの厳しい指摘をかいくぐり、管理会社は知らんふりしてスルーしようとしていました。内部でも、外部でも、この金について、憶測が憶測を呼び紛糾していたことがまざまざと思い出されました。


「あのカネのせいで、俺の人生がこんなに違ったものになるだなんて思わなかったぜ。」ひとりごちました。陰惨なニヤツキが顎に浮かびオタクの陰湿さのめだつ表情をなお際立たせました。


今年も株主総会だなあ・・・。


オタクは今年も下働きのままです。どうやら上層部では来たるべき株主総会の準備のため、対策会議が開かれる予定らしいウワサでした。


つづく





2012/05/28 11:04:14

やっぱり詐欺ソフトに騙されちゃってました(涙)!!

騙されていた!! らしいです。朝っぱらからやや落ち込み気味です。


というのは、この数日前に、私の時間を費やした例の迷惑ソフト関連のせいです。ヤ〇ーの画面からJ・・ こちらは理由があってしていたのですが、何とかのソフトを入れて、なんやかんややっているうちに、そのせいかどうか原因はさっぱりわからないけれど、パソコンの一部が壊れました。


悲劇がここから始まります。そのせいらしく、いままでつかえていた見積もりソフトが壊れてしまっていました。そこで、前回ブログに描きましたが、無料ソフトをダウンロードして詐欺ソフトらしいものに出会い、アンインストールで撃退したつもりでいた私でした。


が、実は、ブログで1つ抜かしたことがありました。やはり結局だまされてお金をはらっていたことがわかりました。


というのは、その間に「お金を払ったソフト」がありました。こちらはウイルス対策ソフトではなくて、パソコンの中をお掃除して、使い勝手よく並び替えてくれる、効率よくなるすばらしいものだ。というものがありました。(当時の私の感想とそのソフトについて書かれていた宣伝です)。


で、それを入れないと動かないよ。的なことになってしまっていたので、動いてくれて効率よくなるならいいだろうとお金を払って、ソフトを購入したのでした。その後、動きました・・・。


違いは、だましソフトのほうは「ウイルスの脅威」というのですが、お金をはらったソフトは、パソコンの中のデータを並べ替えるものだから、別物と思いこんでいたのです。


でも・・・。今朝、なんとなくこっちもちゃんとしたものなのかなあ。などと気になってきました。そこで、今、調べてみたら、お金を払って整えたはずのソフトの評判は最悪でした。  悪夢です。


こいつが真犯人?詐欺師を連れてきた親分のようなものらしいです。


脅威の演出は二重どころかいろいろですね。Aから始まるそのしつこいものをアンインストールし、見事詐欺を撃退したつもりでいて、意気揚々とブログに書いちゃったりしたのですが・・・。


実はそれを連れてきていたのはReg・・の方らしく、こちらはさっさと信用しきって、実は3111円払ってしまっていたのでした。


ブログではこの部分は、はしょって書いたのです。深層心理に自己保身本能が働いたようで恥ずかしいですが、悪くないものを犯人扱いに入れる気にはその時はなっていなかったから表記しなかったのです。


でも、次なる被害者防止のためには、わが身の恥をさらしても止めることにします。だって、本日気づいたのです。読者のみなさんぜひ注意してくださいね。


ああっ。くやし涙です。ひっかからないでください。くれぐれも。


私の心理として、突然つかえていたソフトが動かなくなり、なんとなくお金をはらってそのソフトに一時は助けてもらった気になっていたんです・・・。少しはましに働いてくれていたのだろうと、お金を払った方のソフトはまともだと思い込んでいました。だって、パソコンの整理がちゃんとできたようなことが書かれたし。


その後、違う名前のしつこいのが何度も出たのです。が、人というのは一度信じたものを疑うのは、変な防衛本能?があるのかなあ。自分がお金を払ったソレが親分だとは疑わずに、心に蓋をして数日も過ごしてしまっていたのでした。


ソフト購入までには、無料ダウンロードを数種類してしまっていたのです。わけもわからず、いいというカンジのものを、ついダウンロードし、入れまくってしまった・・・。横文字が苦手で、どれが原因か、まったくわからない状態だったので、とにかくなんとかしてほしいという焦りもあり、あちゃこゃいじくりまわしてしまい原因特定をわからなくしてしまいました。


現実の人間関係にもありそうですね。詐欺師の仲間をつれて来た人をいい人だと信じていたりしてねえ。疑念を持っても、まさかと蓋をしてしまう・・・。真実に気付いた時はお金を失った後。なんてね。


他人には、なぜかなんとなく言い出せなかった小さな一つの出来事に対する心の蓋が、悪事の発見を遅らせた原因でした。しばらくは、お金を要求するダウンロードはたとえよさそうに見えても無視することにします。






会社概要

会社名
(有)グラントップ
カナ
グラントップ
免許番号
宮城県知事免許(5)4809
代表者
山田 嘉子
所在地
9811107
宮城県仙台市太白区東中田2丁目1−38
TEL
代表:022-741-0730
FAX
代表:022-741-2335
営業時間
09:30〜17:30
定休日
土日・祝 毎週水曜日午後
夏季・年末年始・大型連休
最寄駅
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