公益後の総会での意思表示方法
6月14日。全日の東京で行われた総会で特に興味を持ったことがありました。
W代議員の質問内容は、配布された総会資料では漠然と表現されていたため、公益法人化に伴いある項目に対する今後の影響を確認するためのものでした。
質問の背景にある考え方の参考として・・・。保証協会は一足早く公益になっています。今年のM県本部の保証協会総会では議決を諮る形式ではなくなっていました。会員は「報告を受けるだけ」という一方通行のもの。ですので全日も今回を最後に保証協会と同様の形式になっていくことが予想されます。
今のわたくしの勉強の範囲では公益後は、総会に提出された議案内容に、仮に出席議員が疑問を持ち、提案審議を促したとしても、総会の席では、議員が議決権を行使することは事実上できなくなるのではないかと解釈しております。万一、誤りがありましたら、学習途上ですのでご教示いただきたく存じます。
そうしますと、結果的に公益となれば理事の権限が今より「相当重くなる」ことが予想されます。
W代議員の質問は地方本部運営協力金について金額の取り決め方法を確認するものでした。今後、総本部と地方本部との定款その他がどのように係ってどのような決め方になっていくのか、という趣旨の質問をしました。
この運営協力金については、M県本部総会で審議したことがあります。W会員が決算書類関係を精査し、総本部採決結果、地方本部処理における勘定科目計上箇所等の関係に気づきました。それについて2年度(2回の総会)で、それぞれ数時間にも及ぶ熱い総会審議を行い議決した経緯があります。1会員あたり※円ずつ2年分で※※円の年会費の件です。
あれほど熱く、それぞれの人たちが白熱且つ、真剣議論した議場に、その中の当事者の一会員として審議に参加できたことは、私にとって議会制民主主義の実行者でもあるのだという、社会的感覚でした。とても貴重な経験でした。
今回の総会出席と、先日のM県本部総会出席を通し、公益法人化により、総会は今後、まったく違う審議形態となることがわかりました。つまり白熱議場はこれにておしまい・・・。なんだろうなあ。ということです。
全日会員の要望・意見の反映、組織運営に関するチェック機能を働かせる方法はこれからは大きく変わるのでしょう。一般会員の立場では「総会」の場では報告を受けるという、受け身で議場にいることしかできないのでしょう・・・。
一般から公益になるということは、冠が変わるのみならず、今年度の事業実施に対する承認、来年度の予算案審議など・・・。いままで会員が有していた「1票の議決権行使」の表現方法がまったく違ったものになってしまうということです。
1票を使う意思表示方法が、明確に違っていくことになります。これは、M県本部の保証協会の総会に出席してはじめてわかったことでした。
では具体的にどのようにして会員としての意思表示をする手段があるのか?おそらく「人選」に反映させるしかないのだろうという考えを、代議員仲間の方たちから教えていただけました。きっとそうなのだろうと思います。
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