洋服と建具の危険な関係
NHKの朝イチでフード付きの洋服での危険を取り上げていました。子供のフードが玄関ドアの取っ手にひっかかり、体が外に出て首が絞められてしまったという事例でした。
危ないですね。
実は大人でもあります。レバー式のドアの取っ手に袖口がスポンと入ることがあります。これは最近知人がなってしまったことです。ちょうど物を持っている高さに手を挙げていると(お盆とか)、壁に対し直角に開いたドアの取っ手がフリースなどの少し広めの袖口の角度と重なります。するりと入りやすいのです。
すると歩くと引っ掛かりよろめく。熱い料理を運んでいるととても危険なのです。
実は私もあります。私の昔の割烹着はリボンや紐が腰の高さにあり、キッチンの丸い取ッ手になぜかその装飾用紐がはまることがありました。かわいいから気に入っていたのですが、結局危険なので使用は外に限るようにしたりしました。
とある壁紙のコマーシャルがとても嫌いです。有名子役俳優の来ているフード部分を引っ張りながら落書きをしたこどもを連れて行くというシーン。楽しそうに演出していますが、見ているこちらは「危ないなあ。マネしたら角度違いで大変なことになる・・・。」といつも気になるのです。
父は雨合羽のフードの危険を言っていました。とっさに振り返ると頭がフードの中で回転して、フード部分が視界を遮ってしまう危険があると。だから、雨の日に自転車に乗る場合は要注意。危険回避のためにもフードは利用せず、別にレインハットなどの帽子をかぶるべきだと教えられました。
ためしてみると納得です。
私がフード付き衣類を着用してみたりするようになったのは成人してからでした。つまり両親には買ってもらえなかったからです。衣類の第一の目的は寒さや障害物から身を守ること。デザインはその後というのがきっと親たちの優先順位だったのかもしれませんね。
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