2013/02/05 10:04:00

美談

受験生の手本になると宣伝されることで有名な大手新聞のコラム欄に乗ったほっこりする「美談」としての逸話が、読者の間では、この頃ずいぶんと世の中の感性との乖離があり「感覚がおかしいんじゃない?」と熱い話題になっているそうです。


一例となったざっとした内容は・・・。10歳の女の子がピザを食べたいから家の人が注文した。大雪の日、配達は二時間もかかり配達員はびしょ濡れになりやっと届いた。おつりを数える凍えたピザ配達員の手に女の子の家の人が缶ビールを渡し、女の子は10円のお菓子をあげた・・・。云々という話です。コラムニストはほっこりする話だ、的な最上級の賛辞を与えた結びー。というものでした。


読者側の意見は、バイクの人に缶ビールは飲酒運転ほう助?とか寒い人に冷たいものを渡すなんてイジメみたいだとか・・・。まずあったかいお茶を出すのものでしょう。とか、大雪の日に注文するなんて。とか。いろいろとありました。


で、ちょっと置き換えてみようかなと思います。


もしも、このエピソードが違う人立場の人が行ったけどまるで同じ行動だったらの話としてはどうかな?と仮定してみてはいかがでしょう。


保守系で国防意識が高く憲法改正に積極的なことで有名な国会議員Aさんが、自宅に大雪の日にピザを2時間がかりで配達してもらう。びしょ濡れで凍えた配達員の労をねぎらい、冷えた缶ビールをAさんは手渡しその10歳の娘さんは10円のお菓子を配達員の凍えた手に握らせたとしたらー。


なんてね。


このような行動をしたと発言したらどうなるのかしら?同じようにこのコラムでは美談として取扱いしますか?この新聞にたぶん壮絶な言葉狩りをされて、議員生活までも脅かされるかもしれないかもなどと案じられます。


東北じゃ配達員さんが家に苦労して注文品を届けてくれたら、やさしく接したりするのは当たり前。驚くことはありません。あったかさは日常レベルでやりとりしています。周囲を見ればあったかい派が大半と実感しています。たまには・・・の人はいるにはいてもです。


日本で仕事をする多くの人たちは、お客様との交流で感謝と喜びの連続で毎日の仕事にはげんでいるのだろうと思います。


裏をかえせば、新聞のコラムニストは通常、どれだけ高飛車なんでしょうね。心配になります。


一般配達員に対し、いつもは上から目線で接し、苦労して届けたくれた担当者に労をねぎらい感謝したり、お土産の一つも手渡したことがなかったりして・・・。そういう社風だったりして・・・。などと感じました。配達の人たちにやさしく接した経験のない人が大多数の新聞社だったりして・・・。


逆説的証拠かもしれないですよね。誰にたいしても、意識しなくても常にやさしく接している多くの読者の人たちからみると、寒い日になんでビールなの?的な話題になることになったのでしょうね。


もうひとつ突っ込みがあります。だいたい、ピザ配達に2時間もかかるなんてあり得るかしら?冷めきったピザなんてねえ。お客さんの味への期待を裏切るのでお店が注文を受けるかしら。この逸話そもそもホントにあったのなどと。サンゴと同じねつ造?と疑ってしまったりして・・・。






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