されど海苔巻
例の巻きすを使い、予定どおり海苔巻きを作りました。結果は今風に言えば「もっとがんばろう」レベルでした。食べましたがラップで作った時の方がよほどマシでした。原因はコツを「忘れた」からです。
節分の時は、テレビのあちらこちらで太巻きづくりのコツを放送していました。見た直後にトライしましたから、巻きすがなくてもなんとか、いまいちながらも形にはなったのでした。ああ。あの節分の日に「巻きす」さえあれば・・・。と残念です。お料理の先生ってすごいですね。それだけ教え方が上手だったということです。
味はお酢のびんにちゃんとご親切なことに寿司酢の造り方が書いてあるし、きゅうりとかその他は切って入れるだけ。かんぴょうは味付缶詰がありました。なので味の間違いはしにくいです。だから数年ぶりの私でもなんとかなりました。
ところが、1ヶ月経過。ごはんを海苔に盛るときのねらい目、量、手つき・・・。そのあたりの技がおぼろげな記憶のかなたに。たかが海苔巻き。されど海苔巻き。太巻きのプロの伝授があったのなかったのではこうも違うのですね。
しかもあの時は細巻きはやっていなかったので、細巻きはより哀れな姿。具が偏り、巻いてるんだか、寄せてるんだかわけがわからないまま1本目ができました。まんがみたいです。
自分が食べるからいいものの、外に持ち歩くなどということがあっては恥の極み。上達をめざし数本作りました。そのうち、慣れてきてどうにか真ん中に収まるようになったようなものの、日持ちしないのがこの料理の泣き所です。ごはんが生温かいくらいのうちにいただくのが好きなのに・・・。
当分、もう、いいや。
という気分ですから、次回までにはさらに忘れ結局数年間、この巻きすはお蔵入りになることでしょう。そして捨てたのさえ忘れたころに、また買ったりして?それともたしなみとして途中で投げ出さず、上手にできるまで、あきらめずに練習をするべきなのかしらねえ。
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