地方のマンション価格が上がってる?
国土交通省は8日、平成24年12月の住宅価格指数を発表したのですが、その中で東北地方のマンション価格だけ、ちょっと私の目には気になりました。
というのは住宅や更地・建物付が2008年度平均を基準とした住宅価格指数が90パーセント台なのにマンションだけが134.0と高かったのです。対前年同月比でも18.3ポイントプラスです。
数字が苦手ですが、私なりの仮説はこうです。
つまり、他の物件。住宅や更地は震災後は価格が底を打ち、値上がりをしているとされていますが、2008年という5年前からしばらくは下げ続けていましたから、上昇しても2008年当時の値段で売買されているわけではない。まだ、当時より安いままだ。住宅も、更地なども、データとしては昨年よりも「上がった」とはいっても5年前の取引価格よりは低いから2008年を基準とした指数は今回発表も100より低いカンジなのかなあ。
だけどマンションだけは、違っている。5年前の価格よりも同レベルのものなら34ポイントも高く取引されたんだろうなあ。と読み取ることが出来ます。3割以上も5年前よりも高い!!とすれば、すごいですが、指数はいろいろと複雑な計算方法があるようですから、そのあたりの数字の読み解き方は数学の専門ではないので確固とした検証はできかねます。世間話としての程度でとどめてください。
住宅価格指数は国際基準で買主からの約30万件ものアンケート調査もとにはじき出されるものです。不動産は個別に違いますからねその辺を調整して指数を出すものです。
地域別でこのように高い値が出たのは東北地方などの地方ブロックです。北陸や中国地方のマンションについて高いブロックもありました。サンプル数が少ないため高い値のブロックは東北を除き参考値でした。全国的には0.2ポイント減少という結果です。
不動産投資が活発で物件の不足が震災直後から顕著です。中でもマンション購入を希望する人が多かった。頑丈なマンションは震災後特に人気だ、と読み取るこができるかもしれません。
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