稲刈り泥棒
収穫まじかに迫った、とある田んぼでの出来事。たわわに実った稲を稲刈りに行ったところ無い・・・。つい1.2日前はあったのに、何者かに機械で刈り取って泥棒されていた・・・。という信じられないような記事が昨日ありました。
お米が農業用倉庫から盗まれたりという事件はこれまでにもありましたが、なんと田んぼの収穫時期に堂々と機械まで持ち込んで、刈り取って奪い去るというのですから、犯人はどんな神経をしているのかわかりません。
機械で刈るということは、同業者でしょう。道具を普通の人は持っていないし、使い方もわかりません。一年がかりで育てた、一番大事な収穫時期に、勝手に奪いさるというのは、もはや道徳心のかけらも無いのでしょう。許せません。
盗んだお米は、どういう形でか、お金にできるから、泥棒するのでしょうから、仲間が組織されていて、利益がとれるから、犯罪まで犯すのでしょうね。
これでは、農道という農道を通行する農機具を「関所」でももうけて、がっちりと田んぼを守らなくてはおちおち農業ができない。という、せちがらい世の中になりそうです。
そういえば、中国の富裕層向けの農場は、きっちり管理されていて、外部からの侵入を許さず、農薬や肥料の管理が徹底されているそうです。庶民向けの「毒まみれ」の作物とは、きっちり分けて育てられているそうです。安心していい野菜が食べられるそうな・・・。
日本の田畑にバリケードをめぐらし、他人を排除するようなギスギスした田園風景・・・。
日本ではちょっと想像したくない状態です。子どもたちがイナゴ採りをして佃煮の材料を取る。のんきに土手に腰かけて、田園風景を眺めながらたまに来た都会人がおにぎりを食べる。などというのは、どれほど互いを信頼し合っている社会なのか、と、素晴らしさを今更認識します。
こんなところまで「国際」的防御体制が必要とならない社会のままでいたいものです。
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