楽天パレードで21万人以上が歓喜
「行きたかったなあ。」と出向いた方のお話しを伺ってうらやましがっても、もう遅いですね。24日、楽天の優勝を記念したパレードがありました。抜けるような晴天まさに日本晴れの仙台市中心部にはなんと21万人が集まったそうです。まさまに神がかり的にすばらしい気候に恵まれました。
私はかなり行きたかったのですが「ガマン」しました。仙台市民ですからその気になれば楽に叶う願いなのですが。当日の朝まで思案しつつ出した結論です。当初の見込みの人数や、熱狂ぶりを考えまして・・・・。
パスした理由は不安だから。臆病ものの私ですので、大人数が繰り出して、どこかでのことですが将棋倒しになった花火大会のことや、震災直後の六魂祭りでの人ごみなど見聞したり体験したことをもとに判断しますと、危なくないかなあ。見えないのではないかなあ。後ろの人たちからつぶされないか?ホームで落ちないか・・・。動きがとれなくなったらどうする?などなどいろいろと心配がよぎりました。
伝え聞くところによりますと、とにかく南仙台の駅の外まで人が並んだとのこと。臨時列車も出まして皆が同じ目的地へわくわくしながら乗り込んだのでしょう。
今回のパレードでは高い位置に選手らが陣取って行進するスタイルだったため、遠くの方、後列でも見えたそうです準備する側がお上手なおかげです。混乱もなくて東北人のマナーの良さ、行儀の良さのおかげで無事に素晴らしい喜びの時間を共有できたのはなによりでした。歴史的瞬間に参加できた人たちはきっと数年先まで楽しく思い出すことでしょう。
警備の方たちや、関係者の方たち、見学の一人ひとりのすばらしいチームワークで無事に終わりほっとしました。これだけの単位の人ごみを制御できるなんてもはや神業です。こんなに安全だったのならと、出かけることに躊躇したことが悔やまれます。
東北の底力は応援する側・見学力にもあったのだと、もっと早く気付くべき?そういえばあの有名な渋谷のDJポリスの故郷は宮城県だったよね。ともう一つの晴れがましい記憶が引出から出たりしました。その意識ってもともと地元にあったからあの言葉が出たのかしら。
でも・・・。行きたいだけ全員がいっちゃったらこれもまた、困るはず。ガマンした人たちのたくさんの節制があったからこそ維持できる人数で済んだはずなのです。テレビ見学という道も、実はパレードを成功させる応援の形のひとつ、と捉えて控えていたファンがきっとたくさんいたのでしょう。画像としては映し出されないそこにはいない人たちの気持ちまでもが感じられたりした一日でした。
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