2014/01/17 9:57:39
小学校で習わない漢字
コーヒーをいれる。の場合、漢字の書き方で話題になりました。
知人は「入れる」。と主張。私はそれもアリだけどちょっと複雑な「淹れる」が苦味ばしったレギュラーコーヒーの味を連想するためにはしっくりきます。この淹れるの文字を見せたら、そんなの学校で習わないじゃないか。と切り返します。どこでこんな字を使うのだ。とまで言います。
小説では普通に出る、割と登場回数のある方の漢字です。たしかに、一般的な新聞とかテレビなどでは入れるが主流です。パソコンの辞書ではコーヒーやお茶をいれる場面でつかう旨の説明がありました。
漢字は、お役所の都合でいろいろに分かれています。当用漢字だか、常用漢字だかわかりませんが、あちらこちらで人気の文字の場合は使う方に出たり、やっぱり、と引っ込んだり。見直しが時々ありますから、日本語好きでもいちいち把握なんてしきってはいません。この漢字は、今はどの程度の認知度なんでしょうね。
どんどん生活の中の動作の文字が簡略化されてしまっていて、便利ではあるものの、わずかずつですが、機微が希薄になってきてさびしいものです。漢字の故郷の国では、実は漢字があまりわからないらしい、と聞きました。日本人の方がいまも略していない漢字を学んでいるためちゃんと理解できる。とも・・・。真偽のほどはわかりませんが、ありうるかも。とも感じました。
芥川賞、直木賞の発表がありました。女性作家さんの活躍はすばらしいですね。子育て中の方がインタビューに答えていました。次回作はどんな手法で世界観を書き表すのか興味があります。
そのうちにどなたかの作品にぜひ接して味わってみたいと思います。
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