2014/01/30 10:51:25
卑弥呼の鏡
太陽の光を反射して鏡の背面の文様が映し出される・・・。古代の「魔鏡」が最新式の3Dプリンターの技術のおかげで再現されました。最初は、どうして光が模様になって現れるのか?で驚きました。テレビでの解説が無かったら、きっと卑弥呼の時代の人たちのようにただただ、この不思議な現象に畏れ入ったことでしょう。神業だと。
三角縁神獣鏡はものすごいロマンチックなものだったのですね。装飾は凝っていてステキなデザインです。映し出すものが裏面の文様だなんて考えたこともありません。現代の技術もすごいです。金物の成分を分析し、3Dプリンターが立体を忠実に再現して磨いた結果・・・。
このやり方ですと、他の考古学的に重要ないろいろなものが模型として作り出せますので、かなり学問を深めるのに役立ちそうです。元の大事な資料に傷をつけずに細かなところまで再現できるというのはありがたいですね。
学者さんは魔鏡かも。と推理した上で太陽光に鏡を当てたのでしょうね。でなくちゃそうかどうかいつまでも気づかないかもしれませんので。
それにしても、当時の人はどうやってこの不思議なことがなしうる、ということをわかったのでしょうか。当時の人たちはすごいです。技術力と発想の豊かさに脱帽です。
鏡と聞けば自らの姿を眺めてお化粧直しをするときに見るもの、といった程度の発想しかありませんでした。そもそも「魔鏡」という言葉があっただなんて今回初耳・・・。この模型。きっと人気でますね。「卑弥呼の光。魔鏡の術。」を実際に見ることができる機会を各地の博物館などで催してもらえたら、きっとかなりの人だかりが出きそうな予感がします。
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