カウボーイの団結
アメリカで本物のカウボーイが団結して牧場を守っていると4月のことでちょっと古めの話題になってしまいましたがそんなことがありました。西部劇のようなカウボーイハットをかぶり馬にまたがった男性たちが集団で「戦い」をする様が動画でアップされていまして、「本物だ!!」となんだかわけのわからない感覚で見入ってしまいました。
2014年のイマドキのカウボーイたちがいったい何と戦っていたのか。と申しますと・・・。
ネバダ州バンカービルのバンディーさんという農場主は国有地で放牧する権利が100年前からあったので、そこで仕事をしていた。しかしこのほどその場所の国有地を中〇資本に太陽光発電用地として・・・。という協議をしたアメリカの議員さんがいて云々・・・。国側はバンディーさん一家(たくさんの家畜も含む)を武力で追い出そうとした。
これに対抗して、カウボーイたちが武装して〇千人単位で馬にまたがり現地に行って農場を守った。カウボーイの気迫により国側は一時は退いたものの・・・。というように伝えられています。
「土地をめぐるカウボーイの活躍」は西部劇そのもの。りりしく荒野に馬を走らせる姿はもう・・・。いつもの西部劇なら・・・。しかしこれはどうも作り話でも夢物語でもないらしいのです。
太陽光発電用地について、あれこれ案じていましたら、日本だけでなくてアメリカでもこんなことが起きて軋轢を産んでいるのですね。電気に関しては文明国は避けて通れないのですが、再生自然エネルギーとかなんとかいいつつ、太陽光を推進するとしても、決していいことばかり、とはいかないようです。
さて、法治国家なら「武力で」牧場の家族を国が追い出すというのは摩訶不思議です。違法に放牧していたのなら裁判で解決するべきで、その判決の上で執行すべきです。なのにその手の話は聞こえていません。
カウボーイ側に立てば今時、徒党を組んでまでの事態に至ったとしたら、事情があり、よくよく我慢しかねてのことでしょう。1ヶ月近くたちましたので今頃はどうなっているのか・・・。
昔は追うカウボーイと追われるインディアン。ですが現代は追われるカウボーイと、追う「〇国資本」。の姿になりました。今回は自らが「守り」に入るという、構図です。まさに無常ですね。時代は変化するものです。
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