2014/06/11 17:28:33

DNA裁判

当時結婚していた男性の子供とするか、交際相手の血のつながりのある男性を「父」とするか、民法制定当時では考えられなかったDNA鑑定の結果をどう判断するのかと、裁判の行方が注目されています。


夫は父子関係の維持を求め、もう片方は生物学上の父親を法律上の父とするよう求めています。血はつながっていなくても、子を思う気持ち・・・。ということを主張されています。このように、どちらの父からも大事にされている子もいるのですね。


どちらからも「欲しがられる」子供さんは、もちろん困惑もあるでしょうが、違う立場の子供たちに比べたらどれだけ恵まれていることか。ふと意識が社会のある一部に向いてしまいました。


先日、育児放棄で何年間も発見されず、このほどそのことが分かった子供がいました。所在が明らかでない数百人の子供がいるとも言われます。児童虐待が取沙汰される昨今では、そうした子らからみれば、2人の父親らが、裁判までして子を求め、愛を公に発表されている子供の存在があるということに、ある種の羨望と嫉妬と、みじめさを助長する逆さ鏡でもありましょう。


民法の規定と化学の進歩が時代にそぐわなくなったとしても、現時点では法治国家である以上、順序としては現行法に基づき判断しなければ社会的混乱は必須にも思います。その上で生物学上の血縁でないことを明らかにする何らかの「大岡裁き」のような妙案で解決できたらいいですね。血縁は無いのが明らかなのに、戸籍が化学の根拠と違うままでいい、と言い切るというのもやはり心情的に法律を守る建前があったとしても、どうもしっくりきません。とても迷うところです。


それにしましてもそもそも、夫のいる女性が起こした婚姻中の明らかな不〇行為について勘案するのでしょうか。どうするんでしょうね。生物学上の父は婚姻関係の法秩序を守らないことで、この裁判のきっかけを作りました。不〇行為者が親としてふさわしいか、このことまで含めたマスコミの言及がなんら報じられずDNAばかり注目されているというのも摩訶不思議です。






会社概要

会社名
(株)ネクサス
カナ
グラントップ
免許番号
宮城県知事免許(2)0006306
代表者
引地 由花
所在地
9840032
宮城県仙台市若林区荒井2丁目18−10
TEL
代表:022-724-7780
FAX
代表:022-724-7790
営業時間
09:30〜17:30
定休日
土日・祝 毎週水曜日午後
夏季・年末年始・大型連休
最寄駅
東北線南仙台
バス乗車4分
バス停名東中田六丁目分
バス停歩3分
メール送信はこちら
ログイン
 


このページのトップへ