2014/11/20 9:24:36
僕らの祖国
衆議院の解散によりいよいよ選挙戦突入ですね。国会議員を選ぶためにはまず自分の生まれ育った日本とはどういう国なのか、基本を知らなければなりません。
最近出会った本があります。震災後の日本を知るためにとてもよかった。内容が充実していてわかりやすく読みやすく感動的な作品でした。
テレビでもおなじみの青山繁晴先生の著書で「僕らの祖国」という本です。
装丁は日の丸をイメージしております。原発のこと、硫黄島のこと、メタンハイドレートのこと・・・。盛りだくさんです。なによりも青山先生でさえかつては日本についてよく知らなかった時代があったことが正直に書かれています。
字が大きくて写真もあって楽に読みすすめることができます。受験生世代に語りかけるような文体です。青山先生の想いと優しさと使命感が凝縮された魂の込められた渾身の作品でした。
涙あり、へえっと思うことあり。福島原発の事故のころの吉田所長とのやりとりもありです。涙もろい方はできればハンカチ程度では足りませんのでタオルをご準備ください。あと、誰かとではなくて一人静かに読むことをお勧めします。後に人と会う予定の方はおうちに戻ってから読みましょう。(泣きすぎで瞼を腫らせていてはちょっとね)
解散の発表前にこの作品に出会えたことは宝です。これから万が一、東日本大震災のような大災害や外交の危機、経済危機等が襲い掛かった非常事態時をイメージしてください。またあのような未熟な政権による人災、被害拡大を繰り返さないためにどうすべきか。価値ある作品です。
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