2015/03/10 15:03:27

女子高生の論文 宍道湖ヘドロ電池

某氏のブログで電気学会が最優秀として表彰した松江の女子高生の論文に感動したお話を掲載していました。読んでみましたら私も感心しきり。なかなかおもしろいのでご紹介します。


研究するきっかけとなった理由を要約すると・・・。


シジミの収穫量が減っている。→ヘドロの堆積によるものだ。→だとすればヘドロを有効活用できないかな。→そうだヘドロで発電できないかしら。→実験をやってみたらイマイチ→ならばヘドロに蓄電できないかなあ→電気がたまった。的感じのことを、若い女子高生が論理的にビシッと写真入りで論じていました。


近頃の高校生って環境に関する意識が高いそうですね。私が高校時代にはこんな風に理系に取り組む興味はもとよりなく(筋金入りの文系のため)、青春時代に「なにやってたんだ感」がヒューっと本日の強風のごとく駆け抜けました。


あのころは若者特有の潔癖症でした。異臭ただようヘドロを1メートル以内の身のまわりに置くことなどきっとできなかったはずです。なにしろ汚物系超苦手でしたから。研究のためにうら若き女子高生が厄介者と真正面から向き合う姿勢だけでまず頭が下がります。更に発想の動機、試してみようとする行動力と、思った結果が得られないなら別の有効活用を更に探す心構えがいいですね。


まとめにある結果は電圧が2.5Vとのこと。小さな電圧ですから、これがすなわちエネルギー革命を起こすような夢物語を現実にするには遠いようです。しかし若いころからこうした発想をいろいろと試行錯誤していくうちに、新たな発想やビックチャンスが芽生えるのだろうと思います。ほら、セレンディピティって言葉がノーベル賞をもらった先生がおっしゃってたじゃないですか。


小保方さんのでたらめ発覚以来超発想の日本のリケジョが影をひそめがちになっちゃうんじゃないか、と危惧しておりましたら、そんなことなさそうです。日本の底力は富士山の裾野より広い。石橋さんには電気学会の最優秀賞を励みに、大人になったらぜひ実用化できるいろいろなものに取り組んで欲しいですね。


http://www.shimbun.denki.or.jp/news/energy/20150310_02.html


https://www.jstage.jst.go.jp/article/ieejpes/135/3/135_NL3_3/_pdf






会社概要

会社名
(株)ネクサス
カナ
グラントップ
免許番号
宮城県知事免許(2)0006306
代表者
引地 由花
所在地
9840032
宮城県仙台市若林区荒井2丁目18−10
TEL
代表:022-724-7780
FAX
代表:022-724-7790
営業時間
09:30〜17:30
定休日
土日・祝 毎週水曜日午後
夏季・年末年始・大型連休
最寄駅
東北線南仙台
バス乗車4分
バス停名東中田六丁目分
バス停歩3分
メール送信はこちら
ログイン
 


このページのトップへ