羽生選手 完璧なエキシビション演技
仙台出身の羽生結弦選手が国別対抗戦で見事な演技を披露してくれました。フリー、エキシビジョンともに完璧な出来栄えでした。エキシビションではあの伝説のショート「パリの散歩道」のプログラムでした。昨夜の方が世界最高を叩きだしたオリンピックの時よりも更に完成度が高かったように見えました。点がもらえないのがもったいないぐらいのすばらしい滑りでした。
ここのところ、羽生選手が出場するというので、他のチャンネルそっちのけでどっぷりとスケート漬けでした。相変わらずの美しい姿、カッコ良さと、真剣なまなざしは他の選手を圧倒していますのでハートを鷲掴みにされちゃっています。
今シーズン最後の試合でしたが、想像を超えるほどの復活ぶりに安堵しました。フリーの演技では今季の怪我やその後の手術後の調整に苦しんでいた様子を見ていましたから感無量です。あの中国での試合で、中国選手と衝突した瞬間時はリアルタイムでテレビを見ていました。どうなっちゃうのかと心配のあまりハラハラしたものでした。事故直後の勝負を捨てない意思の強さはすさまかったですね。「滑ることに対する執念」を感じた迫力あるものでした。
あの時の身動きすらできず、しばらく立つことすらできなかったほどの怪我からよくもここまで直って・・・・。と思い出されました。その後もいろいろあったのにこんな立派な、誰も成しえないほどの更なる高みにまで到達してくれたものだ、と思いますと・・・・。涙と喜びと万感の思いが交差して羽生選手に聞こえるはずもないのにテレビ画面に向かって拍手をし続けました。
このイメージで半年過ごせることになってよかったですね。苦しんだままで来シーズンまでいるのとは大違いなはずです。まだわずか20歳ですのに、大の大人よりずっと考えや態度がしっかりしているところが魅力です。天才であると同時に努力を惜しまず、毅然とした軸のある羽生選手の姿勢は日本の宝です。
某テレビ番組では新しく検定された教科書に羽生選手が載ったことを紹介していました。記載した教科書会社の気持ち、わかります。
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