2015/07/23 10:39:30

東大生の飲酒死亡事故と教養学部卒業式の式辞

せっかく勉強をして東京大学に入学したというのに、なんということでしょう。死んでしまってはあまりにも悲しい。


平成24年に東大テニスサークルの飲み会で、アルコール度数25%の焼酎約一リットルを一気飲みし、急性アルコール中毒で死亡した埼玉県北本市の教養学部2年の高原滉さん当時21歳の両親が22日飲み会に参加したメンバーのうち21人に計1億6千9百万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしたそうです。(産経新聞から一部要約し引用)。


一気飲みだけに限らずアルコールの強要に関しては断固反対の立場です。多くの若者が急性アルコール中毒になることが一気の掛け声の盛り上がりに抗えずに続いた時期がありました。私の同級生のお兄さんはこれで亡くなりました。有名なK大学でのことでした。大学の新入生歓迎コンパで亡くなってしまい妹の同級生が非常に悲しんでいたことが思い出されました。


危険な飲み方を勧められらたとしても断る意思を心に持てないのならば飲み会になど始めから参加すべきではありません。死んだら仲間も取引先との成約もク〇もその先なんてなーんにもありません!!場の空気とかより大事なことは「生きて帰ること」です。焼酎一リットルを一気に飲めばどうなるかなんて中学生でも予想できそうなものです。


死者を鞭打つつもりは毛頭ありません。しかし言わずに居れないのは自己の健康安全を守る確固たる意思があれば、今回訴訟をされた側、見捨てて放置していた危機意識の低い学生たちだって訴えられることがありませんでした。許されないのは当然ですが、21歳で東大生という頭脳でありながらなんたることか。バカなことを求めるサークルの伝統など こちらからふんっ。アホラシっ。 と席を蹴ってとっとと退席すればいい。または これは危ないからやめようよ。 と提案し改善すればいい。


ご両親の思いには同意する部分もありますが敢えて申し上げれば加害者側と被害者側双方の親たちに学業を修める以前の、「飲酒がいかに危険であるか」というごくごく普通の処世術を家庭内で話したり精神の軸の据え方、注意喚起が不足していたことがうかがえます。お酒をムリに勧められた際の逃げ方、周囲の無責任なあおりがいかに罪深い危険をもたらすかについてエリートとして身に着けておくべき心構えや切り替えしのスマートさが無かったことにがっかりしました。


さて、この飲酒死亡事故の学生が在籍していた東京大学教養学部ですが、たまたま今年の卒業式の学長の式辞が「意味深だ」と話題になっていましたっけ。当時学長のお話の全文を読みました。なるほど、と考えさせられるものでした。張り付けておきます。


http://www.huffingtonpost.jp/2015/04/08/tokyo-university-speech_n_7022498.html


高原さんが生きていれば、もしかしたらこの式辞を聞いた卒業生の学年だったのでしょうか。






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