2015/11/19 9:38:27

縄文ポシェット 5500年前とつながるカバン

産経新聞を読んでいたら、朝からとてもわくわくするニュースに接することができました。三内丸山遺跡で発掘された縄文ポシェットを模したカバンが発売されるそうです。


この企画をしているのは吉田カバンさんです。


http://www.yoshidakaban.com/special/aoimori.html


以下吉田カバンさんのホームページから部分的に抜粋して引用します


わたくしども𠮷田カバンは1935年に創業し、現在に至るまでメイドインジャパンに拘った物作りを行っています。本年は創業80周年を迎える節目の年であり、あらゆる面で原点に立ち返り今後更なる発展を遂げる事を目指しています。今回、写真家 津田直氏の縄文プロジェクトに参画する事で、現代の日本人が忘れかけている先人たちのメッセージを感じると共に、世代を超えて多くの人々に縄文時代の叡智について知って頂くきっかけになればと考えています。また、人々が約5500年前に既に袋物(縄文ポシェット)を自らの手で作り、物を運んでいたという事実は、鞄を製造している我々にとっては驚くべき内容であり、物作りを行う上では見過ごす事のできない歴史だと感じています。また、本企画展示を鞄屋である我々の直営店で行う事は非常に大きな意義があります。縄文時代の人々が製作したポシェットを𠮷田カバンの日本の職人が現代に蘇らせる事が出来れば、本企画を我々の直営店で開催する意味合いもより強くなると考えています。


スペシャルエディション(一部略)作家オリジナルプリント、作品集、クルミを同封したスペシャルセットです。
※クルミは「縄文ポシェット」が出土した際に実際にクルミの実が入っていたことに由来しています。


引用ここまで


三内丸山遺跡を見学した当時は縄文ポシェットの編み方までは気にかけていませんでした。なんと、ただ交互に編んでいたのではなくて現代でも工芸で使われている「網代編み」だったのですね。びっくりぽんです。なんておしゃれなんでしょう。ずいぶん凝ったことをしていたものです。出来上がった製品の写真を見ますとこのカバンを普通に現代人が持ち歩いてもなんら違和感がないくらい機能的でステキなデザインです。


説明によると「マチ」をつけなくても荷物を入れると広がるそうです。すごい技術です。この編み方が当時すでにあったということは、もっと簡単な手法で編んだものもあったのでしょう。工夫を重ねて時期を経てこの模様になったのでしょうから、違う編み方もきっと試した人達がいたことでしょうね。想像するだけで編物大好きな女性たちは縄文人と時空を超えて趣味を共有できているような楽しい冬の趣味になりそうですね。


発掘されたときにはクルミが中に入っていたので、縄文人が何を持ち運んでいたのかまでまざまざと想像できてときめきます。販売するカバンにクルミを同封するなんて「粋」ですねえ。吉田カバンさんに「いいね」を連続クリックしたくなりました。





2015/11/18 10:39:48

全日会員支援委員会の研修

全日宮城県本部の会員支援委員会主催で平成27年度情報交換討論会、勉強会が11月17日午後仙台市戦災復興記念館で行われました。参加者申し込は36名、当日の参加者数は32名でした。活発な意見交換、充実した研修が出来ました。


第一部の討論会のテーマは「ネット広告」に関してでした。堀籠委員長が座長となりほぼ参加者全員に発言の機会を頂戴いたしました。既にネット広告を多用している各社さんからは写真掲載の枚数や文字情報の取り扱い方、撮影のポイントなどを披露していただきました。


ネット広告はまだこれからでやり方を学びたいから参加した、レベルアップしたいという目的の方たちがわりと多めにいらっしゃいました。今回の先輩方の手法や経験談は参考になりましたでしょうか。今後のご商売に役立てばいいですね。


私からは以前から興味のありましたQRコードを物件看板に示す広告方法についての効果等を質問させていただきました。現場での貴重なご経験談を伺えましたことにここで感謝申し上げます。


第二部は勉強会で(1)中古住宅瑕疵担保保証サービスのメリット及び活用方法について(2)不動産会社間流通物件(ATBB)の有効活用について専門家をお迎えしてご講義いただきました。


不動産業者専門の研修ですので学びたい方向が共有されているため充実したものでした。すまい給付金の実施期間、消費税増税時の住宅ローン利用者の負担軽減、対象住宅の適用要件など図解しての説明はわかりやすかったです。


宅建業者向けのあんしん既存住宅売買瑕疵保険は、中古住宅の売り主である宅建業者さんにとってはかなり興味深いものだったようです。質問も出まして現実の取引に早速役立てたいとの熱気が感じられました。


個人間売買瑕疵保険もあります。いずれも検査を行った上での保険引き受けになります。引き渡し後、万が一瑕疵があっても保険でバックアップできるのは安心を提供できそうです。





2015/11/17 10:49:42

活版印刷のあれこれ

昔の印刷屋さんの様子を思い出す展示会を見ました。


文化の日に仙台のメディアテークで印刷の展示がされていたのを偶然見かけたのです。機械やインクの匂いが懐かしくてつい見入りました。中には私の知らない罫線のもととなるものの展示がありました。ああ、こうやって波線とか実線が印刷されていたんだあ~~。とわかりました。


30年以上前、当時の新聞社では活字拾いの担当者が、手に小さな箱を持って一文字一文字を拾って、それをたくさん集めて1枚の紙面にするためにこつこつと準備していました。ものすごい手数をかけて昔の新聞は印刷されていました。


途中から写植が取り入れられた時も覚えています。劇的に変化した機械の便利さはすごかったものです。移り変わりを目の当たりにしました。


それまでですと、たまに同じ字が使われて準備されていた活字が足りなくなったりすることもありました。すると「鋳造のおじさん」がいまして、どろどろしたものを何かしてあっさりと紙面印刷に間に合う速さで「作って」いました。特殊文字も作ったりしていたから、今時なら、そのおじさんはよくあるテレビ番組の「日本の職人」シリーズに登場できるレベルだったろうと思います。


それにしましてもまっすぐな線のための印刷をする活字ではない例の細長くて太さが均一な線をまっすぐ平にした「金型」(というものでいいのかなあ)は誰がどうやって作ってたのかなあと関心仕切りです。ぶれずにこの細さはどうしたら完成できるのでしょう。ましてや並線の二重三重になったのなんて思うと、どうやったらこうできるのか不思議で仕方ありません。こちらの展示物のお会いしたことがない「鋳造のおじさん」にも「大拍手」と「いいね」連発で見学しました。


さて、昨日、お隣の国でも活版印刷の活字の話題がありましたのでついでにご紹介しておきます。以下引用と元記事です。


「1936年に初めて人工的に作られた元素『テクネチウム』が、高麗時代の活字から見つかったのはなぜなのか」


http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/11/16/2015111601386.html






会社概要

会社名
(株)ネクサス
カナ
グラントップ
免許番号
宮城県知事免許(2)0006306
代表者
引地 由花
所在地
9840032
宮城県仙台市若林区荒井2丁目18−10
TEL
代表:022-724-7780
FAX
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営業時間
09:30〜17:30
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土日・祝 毎週水曜日午後
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