カツラの退場
そこかしこでツツジが満開になりました。我が家もそうです。植えてから数年間は花も咲かず、枝も伸びずにいました。苗木と大差ない大きさのままでした。花のつき方が絶好調になったのは、隣の環境が変わったせいだろうな、というのは明らかです。大きなカツラの木の退場のおかげです。
カツラはハート型の木の葉が可愛いですよ。と植木屋さんに勧められて求めたものでした。本当に黄緑色の葉の色がきれいだし形もいいから楽しんでいました。しかし、長年のうちに木は伸びていきます。箱庭には育てておける限界があります。それは面積を占める太さだけの問題だけでなく、高さ、年月など総合的に判断して相応しい「引き時」頃合いというものがあります。
カツラは大きな公園などにあるものを見ますと大そうな巨木になる種類です。花には花を植えるふさわしい場所があるように、木にも木のいるべき場所がある。
猫の額ほどの我が家の庭にはもう、いくら愛着があってもこのカツラの木をずっとこのまま置いておけるような「分」はなくなっていました。ほかの植木や、草花には日があたらず養分も独り占めされてしまってあたりは弱って行っているのが見え見えでした。
さて、大物が去り、土からの養分がいきわたるようになったツツジ(その他の木も含む)はみるみる育ち始めました。年毎に徐々に花が増えていきました。今年はブロック塀の外側からもツツジが咲いていることがわかるくらいに色鮮やかに咲き誇っています。昨年は夏椿の花が同様にたくさん咲きました。
何かの引退により、違うものが養分を得て活躍をする・・・。箱庭の中に植物の世代交代を擬人化しては感慨深く眺めております。
人気番組の「笑点」は今年50周年ですね。今月22日が桂歌丸さんの最後の司会の日です。笑点も世代交代します。カツラ歌丸師匠が勇退することでこれからは違う景色になっていくのでしょうね。後輩の落語家さんたちに光が当たり、活躍の機会が与えられ、人事の風遠しがもたらされてまた違った笑いの花が咲くことでしょう。歌丸師匠はさすがです。去り際を間違えないハートに満ちた判断が美しく感服しています。
コメント一覧
No.13117 りゅうさんのコメント 2016/05/19 10:47:04
「笑点」大好きの一人として寂しいですね。円楽とのやり取りが面白かった。今度は誰が司会になるのやら。
ニトリさんが迎え入れようとした一万人
北海道の土地について気になる記事がありました。 一部抜粋しますと・・・
日本が20年足らずで消滅? 空自基地周辺にも中国の影 ゴーストタウン化した中国人向け別荘地も
北海道の新千歳空港から車で約15分。千歳市郊外の高台に整備されたニュータウンの一角に高級住宅が立ち並ぶ。障害物はなく、東方に新千歳空港と航空自衛隊千歳基地が一望できる。
家具・インテリア販売大手「ニトリ」の子会社「ニトリパブリック」が約6億5千万円を投じ、平成22年7月に完成した中国人向けの別荘地だ。約6500平方メートルの敷地内に木造2階建て住宅17棟が並ぶ。建物面積は380平方メートルだという。芝生が敷かれた中庭には中国放送視聴のためか、大型衛星アンテナ3台が設置されている。
ニトリは1棟当たり平均3千万円で入居者を募集したところ、100人余りが応募、早々に分譲を完了したという。当時、地元では物議を醸したが、それ以降は話題にものぼらない。各住宅の玄関には中国人名の表札があるが人気はなく、この一角だけは無機質なゴーストタウンのようだ。
道路をはさんだ反対側には広大な土地が放置されている。この土地も同社が買収したものだという。ニトリは当初、1万人の中国人が住めるように、1千棟の別荘を建設する予定だったが、住民の反対などがあり頓挫。ニトリによると、今後、拡張の予定はないという。
http://www.sankei.com/politics/news/160511/plt1605110003-n1.html
引用ここまで。その先は元記事でどうぞ。
不動産屋の私としては大いに気になる記事で釘づけでした。だって、1000棟の家ってすごい数ですよ。建築屋さんが建物を建てて、数棟の新築分譲住宅を完売するのにだって汗だくで頑張るのが通常です。それをなんと1000棟も!!(しつこいでしょうが、建売販売の実情を知っているプロなら絶対に驚く数のはずです。)
日本の国防に重要な地域にわざわざ分譲地を作ってまで「日本に敵意むき出しの外国人を1万人も束にして北海道にずーっと住まわせるための住宅を作るために働く企業」があのおなじみのニトリさんだったとはねえ。かなりの驚きでした。このエリアをいったぜんたい将来的にはどうしたかったんでしょう。地元の方の反対がなかったらじゃあどうなっていたことかと想像してしまいました。ニトリさんが「地元の方たちを大きな不安に陥れる企業活動をしていたこと」がよーくわかる記事でした。
さて、家具といえば、東北では山形の天童木工さんがイチオシです。すっきりとしいてなかなか素敵ですよ。企業理念はさらなり。です。
http://colocal.jp/topics/think-japan/lifewithwood/20141017_38189.html
やっばりセリはおいしい名取産に限る
苦い、まずい、酷い・・・。こんなにおいしくないものを口にしたのはいったいいつ以来でしょう。宮城県の山間のそこそこ大きな産地直売のお店で買った「セリ」のせいです。有名観光地の前にあるお店ですから、今までに何度もいろいろな野菜を買っています。たまたまその日は新鮮な「セリ」を購入しました。家に帰ってからお味噌汁の仕上げにパっと放して味見をしましたら・・・。いきなり吐き出すほどの苦みに悶絶ものでした。
あれまあ。もしかして山菜と勘違いして毒セリを間違って採集して販売していたのかしら・・・。と不安になりました。山菜に詳しい親戚が「セリは素人が採集したものは毒セリが混入していることがあるから食べてはいけない。」と私に言い聞かせてくれていたことがあったからです。
味噌汁はすべて生ごみとして捨てました。面倒だったけど新たに作り直して別なものを食しました。口に入れたのは葉先の数センチ程度。でもペッと吐き出したので飲み込んではいません。だから健康被害にはならないはずです。念のためうがいもしました。
翌日・・・。販売したお店のレシートの電話番号に問い合わせてみました。「セリは畑で栽培していますか?」と質問しました。電話に対応してくださった方によると今までもずっと販売しているし、もちろん食用のもの。まったく問題はなさそうです。
セリは大好きな食材です。私は名取産のものをいつもおいしく食べているのですが、どうも今回の葉っぱと、名取のセリとは形状が違いました。名取産は葉が丸みを帯びています。今回のまずいセリは葉のギザギザが強くシャープな感じです。茎の長さも短めです。茎の下側が赤みを帯びていました。水耕栽培と土のものでは品種が違うだけかもしれないので、電話口の方に名取のものとこちらではセリの葉の形が違うことも指摘してみました。
そうすると〇〇(産地名)のセリはこういう(葉の形)ものだとのことです。「セリはいつも苦いのかどうか」も聞いてみたら、そんなものらしい・・・。茹でて漬物にしたりして食べているとのことでした。
・・・。とすると私がたまたま疲れていたために味覚が異常だったせいなのかしら?と今度は我が身を疑いました。こちらが間違ってしまっていて、がんばっている農業生産者の方を責めたり濡れ衣を着せることにしてしまってはあまりにも申し訳ありません。再確認のため恐る恐る残った束を湯通ししてみました。
葉の先っぽ数センチ分を舌に載せてみました。苦い、まずい、酷い!! 瞬殺でペッと吐き出していました。前日の夜と同じひどさ、あるいはパワーアップした「不味さ」と匂いでした。例によって吐き出し、うがいをし、すべてを生ごみに捨てました。
次にここまでひどい食材を口にするのはもう一生ないかもしれない印象深さです。忘れられない旅の思い出をありがとう!! もうあそこのセリは二度と買わないです。
セリはやっばりおいしい名取産に限りますよね。名取産だと一束では足りずにむしゃむしゃと食べたいくらいです。病みつきになるおいしさですもの。だいぶ前に買ったセリの根っこを捨てるのがもったいなくて、名取産のセリを茶碗蒸しが入っていた容器に入れて水栽培をして、育ちを眺めつつ、ちびちびと切っては使って楽しんでいます。
一口で吐き出すほどまずいセリと、根っこを育てる位においしいセリ・・・。同じ宮城県内産のセリと言っても、おいしさには天と地ほども差があるものです。
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