2016/07/15 11:32:00

もやしコーナーで妄想

一頃、スーパーのもやし売り場では、夕方に行きますと売り切れということが繰り返されていた時期がありました。不景気で財布のひもを締めた消費者がもやしの購入に殺到。テレビではもやし料理の仕方を紹介する番組があちらでもこちらでも流れていたものです。


最近は、夜に行っても同じ場所にはうず高く積まれてどっさりともやしが残っています。かつては炒めもやしにレトルトの特性調味料を混ぜるだけのような便利な商品も続々と新発売されていました。値段を見ると「これじゃあもやしが安くても、たれ代でちっとも節約にはならないじゃん。」と斜めに見ていたものでした。


野党はアベノミクスは失敗した。と野次り続けていましたが、もやし売り場の売れ行きを見ますと、景気の良さは実感できないものの、もやしじゃなくても食材を買える家があの当時よりはずっと増えているんじゃないかな。と判断して間違いなさそうです。


30年以上前のことですが、役所が発表する卵や野菜などの消費支出の統計をチェックしていた時期がありました。暑いから消費者の洋服の購入金額が増えたとか、暖冬で燃料費が減ったとかいうアレです。もやしって項目に入っていたかなあ。と思案してみましたが昔すぎて思い出せません。でも感覚的に、あの頃からもやしの値段ってたいして変わってないんじゃないかしら。卵は物価の優等生と言いますが、もやしだって優等生の称号を与えてあげたくなります。


もやしと相性が良いのがニラですね。こちらはあのころと比較しますと結構な高級品になって来ています。宮城県ではブランドもののニラがあり、そうした努力のおかげか副作用かは不明ですが、一束の価格が時期によっては3倍くらいになっていると体感的に思えます。緑豆もやし(お手頃価格)は残っているけど、豆のついたものや、ながひょろいタイプのものは仕入れ数が少ないためか、大抵夜にはありません。


リベラルと言われる方たちならこの光景について「一部の富裕層が高級もやしを独占している」「専業主婦しか昼間は買い物にいけない。時間帯により商品選択枝が狭まっているのは不公平だ。」とまで批判の的になっちゃうのかなあ。などとあらぬ妄想が湧いてきちゃいます。そのうちに「共稼ぎ家庭にもブランドもやしを食べさせろ!!」 なんていう真っ青でお揃いのプラカードを高々と上げて、東京の街頭演説に集うシュプレヒコールがこだまするようになるのかなあ。暑さのせいで最近は妄想が過ぎるようです。




コメント一覧

No.13240 嘉子さんのコメント 2016/07/19 17:50:16
りゅうさんコメントありがとうございました!!

No.13236 りゅうさんのコメント 2016/07/19 9:49:02
中学のころ、病弱だったので「もやしっ子」って言われていました。もっとも煮ても炒めても食えないけれど。


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