2016/09/08 15:28:55

新渡戸記念館のお宝が国外流出の危機に直面

武士道で知られる新渡戸稲造氏の記念館問題。ねずさんのブログで続報がありました。読んでいるうちにいろいろなことを考えさせられました。建物の中のお宝の資産がどんな扱いになっていたかなど、素人にはわからないことだらけでびっくりしています。


行政を司る人たちが、必ずしも文化財を大事にし続ける人物だけとは限らないかもしれない。むしろ危険なのではないか。懸念を常に頭に入れて置かなくてはならないのではないかとの気づきを貰いました。十和田市側の対応など伝えられている範囲で判断するしかありませんが、もしも本当だとしたら・・・・。偉人の恩恵を受けた土地で暮らす子孫の皆さんがしていることはあまりにも情けなく恩知らずなものだと断じざるを得ません。


昔から政治によりあらゆる貴重なお宝を失ってきた事例は枚挙にいとまがありません。中国に焚書坑儒の言葉があるように。近いところでは、大東亜戦争が終わってから日本のいろいろなところに残されていた名刀や書籍類がGHQにより処分された。とも聞きます。


歴史的に貴重な品物なら、個人の自宅で保存しておくよりは地元の博物館や記念館に寄贈などして、みんなが見れるように、専門家に任せて大事に後世に伝える方がより良い決断だろうと特に疑いも持たずに考えていました。これからは違う考え方をせざるを得ないです。それほどまでにショックな内容でした。


http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-3134.html


災害や戦火や圧政、外圧などから文化財を守り伝えて来たのはいったい誰によるものだったのだろう。と考えてみますと、各地域の名家や豪農や篤志家などいろいろな場所に分散されていたからこそ、一斉に失わずに済んだ。とは言えまいか。


公共・公益的な施設への文化財寄贈、寄附行為が必ずしも、後世の子孫に文化や文化財を伝える唯一無二、最良の方法ではないのではないか。むしろ、古代から続くように自宅の蔵に保存していた方が良いのではないか、と分散保存する必要性を強く訴えたくなるよう考えを改めさせられた記事となりました。


しかし、資産価値のある文化財は保存も難しく、相続税は現金納付が原則のため相続人が受け継ぐのは困難な状況です。家督相続ではないから取り分をお金で・・・。となると現実的には行き詰ってしまう。では文化財を散逸しないためにはどうするか。それについての具体的な考えはありますが別の機会に書くことにします。






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