マルタの日本人戦没者に祈り
トランプ大統領が初めて参加したG7が終わりました。安倍総理大臣は見事に調整役の大任を果たしました。サミット全般について記者会見の要旨を見ますと、自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的な価値を高く掲げ、世界の平和と繁栄リードする確固たる地位を持つ国々がG7だ。とされていました。
さて、そのサミットの帰路に安倍総理大臣はマルタの首都、バレッタに到着。マルタの日本人戦没者墓地で日本人戦没者に祈りを捧げました。日本の現職首脳によるマルタ訪問は初めてのこと。同国のムスカット首相と会談し東・南シナ海での進出を強める中国を念頭に海洋における「法の支配」の徹底に向けて連携することを確認したと産経新聞は写真入りで伝えています。
地中海と日本軍ー。最初はちょっとピンときませんでした。第一次世界大戦については教科書程度の知識しか持ち合わせていません。当時の同盟国・イギリスからの要請に応じ旧日本海軍が地中海のマルタに行き、ドイツ軍と35回戦い、魚雷攻撃を受け59名の戦死者が出てしまっていたことは知りませんでした。
地中海はただ単純に美味しい食べ物のある綺麗な場所。おしゃれな場所。というイメージしかなかったのですがこれからは楽しみとともに御霊にも手を合わせるように心がけます。
我が国は第二次世界大戦後は同盟国のために命を懸けて戦うことが許されない環境に置かれた時期が長くありました。しかし長い歴史をとおしてみますと国際社会で信頼を得るために、先人たちがあらゆる形で努力を尽くしてくれていた例はこのマルタを始めとして事欠くことはありません。
http://www.sankei.com/world/news/170528/wor1705280028-n1.html
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS27H6W_X20C17A5000000/
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