2017/11/28 16:16:12

がり勉

11月も残すところ数日になりましたね。冬は受験勉強の追い込みが本格化する時期です。夜の長い季節を活かし机にしがみついて頑張っている若者が目に浮かびます。昭和の中頃生まれですから受験生時代は遠すぎる思い出です。寒さが進む眠れない夜には古い記憶が以前よりも出る頻度が多くそのたびに考えが至らなかった若い時を懐かしんでいます。


一般的に受験性が人生で一番気合を入て頑張るのは、高校受験よりは大学受験の方でしょうね。私の時代は高校卒業どまりの方が多く、その先の専門学校や短大大学進学率はそう高くはありませんでした。勉強好きが行くというイメージがありました。でも今は大学に行かないと就職先の応募条件を満たせないことも多いらしく、世の中が変わってしまっていて大変です。学費や下宿代を負担する保護者はどれだけ苦労していることだろう、本人も奨学金と言う名の借金を回収できるだけの給料を果たしてもらい、期日までに返済し切れるのかしら、と他人ごとながら心配しています。


大学進学率が私世代よりも多くなっているので若者の大半が勉強漬けなのかしら。と思いますとそこまで大半の若者って学問好きかなあ?とも思います。体力勝負を好む若者はどうなっているのか気になります。


遠い昔、中学の時に勉強を必死に頑張っている同級生はどちらかというと分が悪かったものです。漫画の世界では「ガリ勉」とバカにされていたし、なにかとからかいの対象にされがちでした。今は聞きませんねえ。死語なのかな。全員が塾通い、がり勉になっていれば、からかう側が少数で成立しないのでしょうかね。






2017/11/22 11:06:21

藤井四段50勝おめでとう

将棋の藤井聡太四段が昨夜50勝を達成しました。おめでとうございます!またも歴史に残る記録達成です。数多の有名棋士の最年少記録、金字塔をまたも塗り替える偉業を為しました。15歳でまだ中学生なのにこの勢いです。いったいどこまでの高みに到達するのかと将来がますます楽しみです。当分このフィーバーは続くことでしょうね。


将棋人気そのものにも貢献しているのがスゴイです。おばさんの私でさえ将棋が気になったり、書店でつい藤井四段の写真があると開いてしまうくらい愛おしく感じるのですから(購入はしていない)、本物の将棋愛好家はたまらないはずです。あの落ち着いてチャラくない雰囲気がどストライクゾーンです。読書好きとのことですから、将棋だけでなくいろいろな知識の蓄積もありそうで魅力を感じます。めんこくてめんこくて、頭をなでなでしたい、とひそかに願う年長者は数百万人単位で存在しているんじゃないかなと予測しています。


14歳の記録が語られる時に決まって引退した加藤一二三九段の名前が出ます。引退後はテレビで引っ張りだこの人気者になりました。これも藤井四段との新旧入れ替えを印象づけたあの歴史的対局が無くては起こらなかった風です。ずっと努力を続けた加藤一二三九段に将棋の神様が花道を作り引き合わせてくれたかのようでした。


一二三という名前はきっと縁起がいいお名前なのでしょうね。別の競技で一二三さんが出て来ていて世界一になっていたから「へえっ」となりました。その競技は柔道です。阿部一二三選手が一本勝ちしている超カッコいい場面がテレビで立て続けに放送されていました。


将棋も柔道も伝統的な日本のお家芸です。そのどちらの頂点にも一二三さんが君臨した時期があるというのは偶然なのか必然なのかー。若い方のひふみんさんは武術の方。文の側の聡太さんと世間の人気を二分するくらいになったら面白いですね。文武の両道で旋風を起こす大活躍が続いて行ったらと想像するだけでワクワクします。





2017/11/13 11:42:08

終活のために自宅売却する夫婦を空想してみた

普通に暮らす人たちにとって不動産は「莫大な資産」、ものすごい価値の高いものと考える傾向がありますよね。一般の人にとって自宅というのは唯一無二の思い入れのある場所です。自分の人生そのものに近いくらいに深い愛着があるのですから精神的な価値は無限大です。自分にとって最大に価値あるもの、その自宅を売却すれば一生食いっはぐれは無いのではないか・・・。と過大に捉える傾向があるかも知れないのでちよっと架空の話でも。


例えば70歳くらいのご夫婦がこんな風に考えたとしたらどうでしょう。以下嘉子の空想。


「私の家は今は私たち夫婦だけで暮らしています。子供たちは都会に出て行ったからこの家を残したとしても残念ながら跡を継ぐ人はいません。だから今のうちに私たちは家を売却してしまい、二人でその売却代金を大家さんに支払って賃貸物件に入ろうとか思います。子供は2人いますが、それぞれ持ち家を持っています。私たち亡き後、子供たちが将来家の分割をめぐり争うかも知れない。不動産は現金化するのに時間がかかるし、家が無かったら争う必要もないから相続発生後手続きが楽でしょ。だからさっさと売り払っておいた方が今流行の断捨離、終活っていうのですか、気分が楽になれると考えてるんです。(ドヤッ)。」みたいな。


こんな風な考え方を聞くとちよっとばかり心配になることがあります。住まいの確保はそんなにいつでも、いつまでも自分たちにとって順風な環境が保障されているわけじゃないよ、ということです。毎年徐々に年老いますし、天寿を全うする時までずっと同じ賃貸物件に住んでいられるかどうかは不確実です。老朽化建物になったためある日大家さんから立ち退きを迫られた場合、次の入居先を探すのは実は楽じゃないかもしれないですよ、とアドバイスをしたくなるのです。


今、この架空の夫婦は足腰もしっかりしています。連帯保証人の子供は中年世代で現役バリバリ。社会的、経済的な信頼が十分にあります。不動産屋さんはまあ大丈夫だろうと判断し大家様に相談。仲介をするケースがほとんどだろうと思います。でも20年後その子供たちは定年退職後の無職の人になっている可能性が高い。片方が既に他界したけど、やはり子供夫婦とは別居を続けたいと考えた場合、住むのが90歳の一人暮らし、連帯保証人が無職、貯金残高がほぼ無くなっている人に大家様がどのような返事をすると考えられるか・・・。その辺りまできちんと想像力を掻き立てておいてから行動して頂きたいのです。


中古住宅を売却した代金が、果たして賃貸物件の家賃として一生住むための賃料として間に合うかどうかを冷静に判断してから業者に売却依頼するかどうかを決めるようお勧めします。


話を簡単にするために売却価格が仮に2000万円。仲介手数料や新しい賃貸物件への引っ越し費用、子供たちへのご祝儀(家が無い分、今のうちにちょっといい格好をしておきたい)など、もろもろのお金を引いてなんだかんだで1500万円が手元に残った場合、この夫婦はその先どうなるかを想像しましょう。その他条件、費用を一切考慮せずに単純化して考えてみます。


最近は長寿社会ですから平均寿命が伸びてその頃なら90歳まで生きるとして20年間家賃がかかることになります。今まで戸建て住まいだったため荷物が多い。そこでファミリータイプでたまに孫が泊まれる広さの3DKを贅沢をせずに駐車場付きで毎月6万円で契約。仙台でこの広さ、価格ですと昭和の終わりから平成の始めころに建てられた古めの物件になるでしょうかね。この物件の20年後は築後約50年程度、更に老朽化しているはずです。


では家賃の計算です。6万円×12か月×20年間=1,440万円。一見なんとかなりそうにも見えないこともないですね。でも予想以上に長生きしたらどうなるのかなあ。今は100歳でも元気な方はザラにいます。


どの物件でも2000万円で売れる訳はないですよね。築〇年以上で価値がほぼ無くなっている中古住宅で、田舎、郊外で地価の安いエリアなら土地のみの価格、数百万円というのもザラです。仮に700万円の手残りの物件ならどうでしょう。6万円×12か月×10年=720万円です。同じ賃貸物件に入居した場合10年を待たずに底を尽いてしまいすよね。


「90歳に立ち退きになったら介護施設に入るから大家さんに断られても行くところはあるよ」、といった反論があるでしょう。私は介護の専門ではないですが恐らく毎月6万円以上の入居費用がかかるのが通常ではないでしょうか。老婆心ながら「自宅の断捨離」にはご用心、と考えています。






会社概要

会社名
(株)ネクサス
カナ
グラントップ
免許番号
宮城県知事免許(2)0006306
代表者
引地 由花
所在地
9840032
宮城県仙台市若林区荒井2丁目18−10
TEL
代表:022-724-7780
FAX
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営業時間
09:30〜17:30
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土日・祝 毎週水曜日午後
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