2019/04/23 11:15:24

繁盛ぶりを自称していた社長さん

私はまるで知らない人だったのですが世間様ではそれなりに有名人だったようで「ごめんなさい。実は経歴詐称していました」とお詫びをしていたという記事がありました。騙した内容は学歴や仕事の繁盛ぶりとのことでした。


そういえばかつてわかりやすい大風呂敷の実例が自分の周りにもあったっけなあと思い出しました。ある社長さんの鮮明な画像が脳裏に浮かびました。


その社長さんが開業してから数か月の頃、不動産業者が集うパーティーで起立して自己紹介をする場面がありました。同氏曰く「売買の契約が成約しまくっていて忙しくて忙しくて息をつく暇もない」「チラシをまくと反響がすごくて毎週折り込みチラシを打っている」と自分の会社がいかに大繁盛しているかをマイクを持って話しだしました。


「我が社では今月は〇〇件、毎月〇〇件は成約している」と具体的に契約件数を上げ、いかに自社の躍進ぶりが大したものなのかを自信たっぷりに先輩同業の居並ぶ会場全体に響きわたるようにとうとうと述べたてました。


会場にいた人達は仲間でありライバル企業でもある立場ですからこの新人社長さんに対して各人が思うところを持ちました。繁盛会社に対する嫉妬というよりは、胡散臭さを感じての警戒心が強かっただろうと推察しています。だってその後の懇親会でその人がいない場所に集った同業他社さんたちは「あれって絶対に嘘だよね「あり得ないよね」という声がそーっと広がったのですから。


その会社は社長さん一人で切り盛りしています。一人でそれらの業務をこなすためには自己紹介でぶち上げた成約数が多すぎました。


今更の説明で恐縮ですが、不動産売買契約を成立させるためには物件仕入れ、チラシ作成、広告、反響を受けての案内、契約日の日程調整などたくさんの業務をしなくてはなりません。重説、契約書を作成するためには資料集め、境界確認、クレーム対応、近隣調査などを黙々とこなします。


当時は法務局に行かないと登記事項証明書は手に入らない時代、道路付けもホームページで確認なんて出来ない時代でしたから今よりも手間暇がかかっていました。しかも不動産業は千三つと呼ばれるだけあって成約出来ない空振りの接客がとても多いのが業界の特徴でさえあります。成約が〇件ということは空振りは×1000×むにゃむにゃです。


平日昼の役所通いをしつつ毎月何件もの物件のこれらの業務全部をたった一人でこなしていくのはどうみても物理的に無理だというのは、実際に仕事をしたことのあるプロならば瞬時に見破ることが出来るレベルでした。実務をしたことのない参加者なら騙し通せていたかもしれないですけど聞かせる相手が相手ですからバレバレでした。


ところが聞いた側のほぼすべての同業他社さんたちは一枚上手でした。嘘と気づいていても公衆の面前でその方を罵倒したり恥をかかせるような下衆なことはしませんでした。あたかも尊敬した風を装いつつ「そればご繁盛で何よりですね」「良い話がありましたらひとつよろしく」みたいな雰囲気を保持していました。大人だなあ。


この自己紹介からわずか数か月でその不動産業者さんはそっと廃業していました。






2019/04/19 14:42:48

糖尿病予防の方法はテレビを観ないことかも

4月19日の虎ノ門ニュースを見ていたら武田邦彦先生が人工透析について過去に発言したところ、持論に対して多くの批判と反論があったため掘り下げて考えを説明しているコーナーがありました。


一人当たり医療費、保険適用のこと、その他もろもろに言及していました。お医者さん側からの批判の理由、科学者の視点の両論を取り上げつつ解説していました。なるほどな、という所もあり、激しく批判された理由もまあ分からなくもなく・・・。というところでなかなか興味深かったです。


その中で透析が必要な状態になるのは糖尿病によるものが多いため云々のくだりがありました。そもそも論として透析が必要無い状態である方がいい。糖尿病にならないようにするためには・・・・。一部ですがテレビ批判にもつながったのが面白かったです。


グルメ番組でパティシエみたいな職業を取り上げ、開けても暮れてもああした食欲をそそるような番組を放送しているから糖尿病になるのだといった趣旨でした。意訳ですから放送内の言い回しはもっとずっと気を使った表現でした。


まあ、一理あるなあ。と私。


近頃のテレビはいつからかいろいろな方面からのクレームを恐れて萎縮しているせいか無難な内容か失敗者の反論の場を与えない揚げ足取りに終始しがちです。政治家や芸能人の不倫、犯罪、失言などのゴシップばかりでは時間が保てないからか食べ物を流して放送時間を潰す傾向が著しいように観察しています。


旅番組は各地の名産品と美味しいお店。グルメ番組はスイーツは甘さ控えめ。とまくら言葉をつけつつも結局は甘味なのですから太るに決まっている食べ物を推奨し続けます。


じゃあ痩せる方法を紹介する痩身術ならどうかというと、最初のうちは体を動かしましょう。とか運動方法の紹介を実技指導してやっているのに、いつの間にか結論は太りにくいお料理方法、ヒジキがいいやら、トマトがいいやら、キノコがいいやらを紹介して番組終了時間。最後に見たものが記憶に残りがちだから結局は運動よりも食べたいモードで終わります。


商業活性化のためにはおデ〇さんが増えるのが手っ取り早いのかも。と穿った見方が出てきます。


テレビ局にとっては視聴者を太らせて、不健康になればお医者さんが儲かる。医者に行くほどで無い時はやせるサプリメント、健康器具を売りつける。あるいはジムに通わせ、痩せたらまた食べ物を食べ、太りやすい美味しい物を売りつければ・・・・。それこそ無限に宣伝、コマーシャルを獲得し続けることが出来ますからグルメ番組は永遠に不滅だったりして。ん?私の中で透析の話どっかにいっちゃってる。







2019/04/15 14:54:36

ドッチボールは痛いから

NHK大河ドラマ いだてん でドッチボールが日本に伝えられた当時の様子と目的が取り上げられていました。ちょうど1.2ヶ月前かなあ。本かブログか雑誌かは不明ですがドッチボールのことに触れていた記述を見て印象に残っていたところでしたのであら、まあ、となりました。


著作が誰だったのか、男性だったか女性だったのかさえ記憶がまだらで思い出せないのですが論旨だけは覚えています。曰く「小学生がドッチボールを楽しがっているという大人たちの決めつけは子供の時にとても迷惑だった」という思い出話、異議申し立ての論調でした。


著者がいうには小学校の休み時間には、児童が好むと好まざるとに関わらずドッチボールをして遊ばないといけないみたいな雰囲気だった。遊び方を半ば強制される雰囲気が嫌だった。だいたいボールをぶつけられて嬉しがる人ばかりじゃないのに・・・・。


わかる。わかる。


運動音痴の私はいつも痛い目に遭わされていましたから激しく共感できたのでした。テレビのおかげでどうしてドッチボールを子供がすることになったのかの発端がわかったのは小さな収穫でした。


スポーツって楽しいものもありますが、痛みを伴うものも結構ありますよね。どうせやるなら、マラソンの方がマイペースで出来て楽しそうです。小学校で全員がやらされているのに、大人のドッチボール大会が盛り上がっていて云々という話題は知りません。私がスポーツと無縁な暮らしのせいなのかもしれないですが私の周辺でテニス、水泳、マラソン、柔道みたいなノリで余暇にドッチボールを楽しんでいる社会人の話なんてまず聞いたことがありません。


つまりドッチボールって生涯を通して楽しみたいほどのモンじゃないってこと?発祥地の西洋でもドッチボールは衰退したみたいな紹介のされ方でしたし・・・。


一方でドラマの本筋たるマラソンは人気ですよね。各地域のマラソン大会は大人気です。同じような時期に伝来したスポーツではありますが競技人口に大差がでている理由は割と私と似ているのかも。痛い目にあわされるのがイヤな大人が大半だからだったりして。






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(株)ネクサス
カナ
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代表者
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TEL
代表:022-724-7780
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