正直に言えない時もあるはずじゃん
歯医者さんの薬が効いたおかげで口内炎は通院2日後にあっさりと完治しました。
良くある挨拶で 「元気?」みたいなのがあります。あれの返しって他の人はどうやって切り抜けているのだろうと最近疑問を持つようになりました。学校でテスト勉強のために「健康とは精神的肉体的社会的に健康なこと」とWHOのフレーズを暗記させられたのを思い出します。元気イコール健康と解釈しますと、この「健康の3方良し状態」ってけっこうクリアし続けるのが難しいと思うんですよ。
おっしゃっている相手様は典型的で当たり障りのない挨拶だから気軽に声掛けしてくださっているのでしょう。英語の授業、最初に習う例文でも元気かどうかを訪ねる文章を丸暗記させられます。その返しは 自分は元気だよ。あなたはいかがなの? みたいな感じ。
お互いの健康を確認しあって会話が始まるみたいな、とっかかりとしての用語、世界共通の慣用句であるろうことは頭脳では認識されています。
しかし日本語で相手から発せられた瞬間に、心から「元気」と爽やかに切り返せる幸せな人って、男女問わず50代以上の人間のうちのいったい何パーセント程度が存在しているのか。意地悪な分析をしたくなります。今も同じようにテストに出ているのかしら。そもそもあの定義はまだ同じなのかどうか・・・。
先方から外観上の具合が悪いとは絶対に見えるはずがない時に「お元気ですか?」と問われたら内心一大事だったりする人は必ず一定数存在していると考えています。重病の人、触れられたくない病気の時、夫婦喧嘩の時の痣や打撲など事情はいろいろあるでしょうし。
後日フライデーに「通院記録が出た。明らかに元気ではなかったのに、あの時は明確に元気だとと答えたではないか。嘘をついたから許せない」と激しい糾弾を受けて社会から抹殺されたりツイッターが炎上しないとも限らない。なんてね。
あちこちに平均的な年齢よりも早めにガタが来ているせいで素直に元気だよと返せない事態が頻発するようになってきたからこんなくだらないことを思案するようになったんでしょうかね。
すべての局面で問われたことに常に絶対的な正直さを死守して会話するというのはなかなかに困難そうです。
吉本興業 まっちゃんよりは加藤さんかな
振り込め詐欺グループ主催のパーティーで所属事務所を通さず直接出演料を受け取ったとして謹慎処分から契約解除になっていた宮迫さんと、今一つどんな立場かが微妙な亮さんが正直に経過を説明した記者会見後ますます吉本興業への関心が高まっています。松本人志さんは社長残留を望んでいるそうです。加藤浩次さんは松本人志さんとは逆に社長の辞任を求めています。
芸人さんの世界なんて知るよしもありませんが視聴者らがここまで長期に目を引かれる原因はけっこう広範囲に求められるだろうと考えています。
先日明らかになった、独立した芸能人を起用しないテレビ局の行為(ジャニーズ事務所へのテレビ局側の忖度)であったり、強い立場の人(一流芸能人)から弱い立場の者(売り出し中の若手芸能人)の理不尽な扱いぶりとか・・・。今回たてついたり発言した芸人さんたちが今後仕事で何をされるか、干されてしまうかどうかなど。先の読めないハラハラドキドキがあります。
気の毒な立場はなにも芸人らに限ったことではありません。自分たちも多かれ少なかれ社会では形を変えたパワハラを受けたり、なんらかのストレスや理不尽を我慢しながら生きています。だからといってその度にいちいち現実に立ち上がり抗議をしたり訴訟を提起したりしているわけではありません。自分にとって総合的に得策かどうか看過できないからキリッと言わせてもらうかを取捨選択しながら過ごしています。
それと似た状態の芸人さんたちが扱われる、自分とはまったく関係のない完全な外野席から見ることができる世界で脳内変換で精神的解消に役立てています。視聴者の娯楽やストレス発散だったりします。
吉本興業の安すぎるギャラは有名な話。それを知っていて敢えてその企業に飛び込み所属をしていた芸人が何を今更。ともいえる。一方で契約書が無いのは今時どうよ。とも話が広がります。時代遅れの嫌なやり方だなと本気で顔をしかめているくせに、その同じ心の中に一般社会では無さそうなありえへん世界が実はあることのブラックユーモアを見る快楽を捨てきれない部分も合わせ持っています。
その時代ごとに、その場所ごとに社会通念上許される範囲の価値観で表現方法や態度や接する先を変化させていくしかありません。賃金の支払い方法や興行先の選別など令和の時代にふさわしい関係になっていくかどうかが注目ポイントです。
親なら子供が誤ろうとしていたら背中を押すのが本来の姿であるという趣旨を述べた亮さんの涙は本物に見えました。一方翌日の岡本社長の会見、冗談扱いは心にはまったく響かず胸が悪くなりました。
たまに見るバラエティー番組ではジャニーズ事務所や吉本興業の後輩が先輩にゴマすりをしたり身内話を垂れ流しする放送を否応なしに見る嵌めになります。ああまで後輩らが先輩にゴマをすり、へつらわないと次の出演機会が不利になるからやっているんでしょうね。もっと違う芸能人、独立して干されている実力者が本来の芸で楽しみを提供してくれるようになったら今よりテレビは面白くなるのだろうにと思ったりしています。
報道しない自由
昨日の全世界を驚愕させた京都アニメーションへの放火殺人事件、あまりのひどさに言葉もありません。死者33名、負傷者35名・・・。普通に働いていた職場が一瞬にして意図的に火の海にされてしまい、生命を喪失させられた犠牲者の方たちは何が起きたのかさえ分からないまま未来を奪われてしまいました。ご冥福をお祈り申し上げます。
負傷者の方たちは大やけどを負っています。どれほど痛いのでしょう。どんなに苦しいのでしょう。治った後でも昨日負わされたやけどの跡が体に残ってしまうでしょうから、皮膚の外観の変化によりもたらさせる心の苦しみがずっと続いてしまうことになります。若い人達の未来にここまで酷すぎる仕打ちを受けなくてはならない理由などあろうはずもなく、ただただ犯人を許せなく思います。
免許証を所持しており身柄も確保されています。誰の犯行かということが明確にわかっていて冤罪、誤認逮捕の可能性が限りなく低いのに名前が未だに報道されないことにもどかしさを感じています。ここまでひどい事件を起こしているのに・・・。33人の死者の命の重さと社会に与えた影響の重さ・・・。たった一人の凶悪犯の人権に配慮する仕組がアンバランスだと感じます。どうしても苛立ちを持ってしまいます。
法治国家ですので仕方がないのかもしれません。ただし法律は人が決めること、民意で選んだ議員が議場で決めることでもあります。まさに今は参議院議員選挙の期間中です。投票の際は未来の国民にとって治安が整い安全保障を確立してくれる毅然たる意志を持った政党や議員に私の一票を投票しようといつもに増して決意しました。
別件ですがジャニーズ事務所が元SMAPを起用しないように民放テレビに圧力をかけた疑いで公正取引委員会から注意を受けたことについてのバラエティー番組の放送について興味深い記事がありました。
今朝19日の産経新聞26ページ。羽鳥慎一モーニングショー、とくダネ!、スッキリはこの問題を取り上げたがジャニーズ事務所所属の国分太一さんが司会するビビット(TBS)は問題を取り上げなかったことが明記されていました。
モリカケだとかなんだとか。テレビは開けても暮れても忖度だのなんだのとさんざん大騒ぎして騒いでいた割に、自分たちの忖度についてはこのような対応だったのだと呆れています。
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