2020/09/29 9:35:56

100万人の署名集めで思い出した事件

昨日は大村愛知県知事の非道を放置しないために社会で起きている具体的な動きについて書きました。ところで、知事のリコール、署名活動が成功するためには100万人近い県民の署名を集めないと達成できない模様です。


この署名100万人という膨大な数字を聞いてある事件の署名数を思い出しました。私が昔、ある報道を聞いた時に「このテレビの伝えている数字は本当に集められ得るものなのだろうか・・・」と感じた事件です。ブログ主は署名集めの手伝いをしたら一日中立っていてもせいぜい数人にしか書いて貰えなかった苦い経験がありましたので数の膨大さにとても驚きました。


もしも、当時のこの報道が本当なのだとしたら、こんなに早く大量の署名を集める技術、コツを、リコール運動を実施なさっている皆さんはぜひこの方たちから伝授していただいたら如何でしょうかね。


こちらの署名は容疑者に対する量刑を裁判に任せるだけでは足りないと思った人達が署名でどうこうしようとする活動でした。この事件の容疑者は無罪を主張し冤罪だと話しているとウィキペディアには書いてありました。


私の関心はこの事件から派生した別件にもあります。この女児に関する事件について、被害者遺族が開催した記者会見会場に取材のため入場しようとした人物(仮にAさんとします)が受けた暴行事件です。まだ犯人逮捕に至ったかどうかくらいの微妙な時期に起きたことだったと記憶していますが、Aさんはある人物に廊下で倒され、首を圧迫され、持っていたカメラと鍵を奪われてしまいました。


警察は当日中に犯人特定ができており、千葉県庁の建物に設置された防犯カメラにも暴行の様子が記録されていたにも関わらず、なぜか担当刑事はAさんに対し暴言を吐いた上で被害届受理を断固として拒みました。それによりこの別件の方はAさんが執念で犯人を隠蔽し続けようとする警察と死闘を繰り広げることになりました。


相手は県警。組織全体対ただの一般市民一人(ユーチューバー)です。Aさんは弁護士を付けるお金が無いので自分の力だけでかなりの日数を要しましたが、いろいろな方面からなんとか被害届けの受理にまでこぎつけさせ、さらに一歩一歩地道な抗議活動を続けて、やっと昨年、この暴行事件の決着までもっていきました。


Aさんの手元には犯人が川に捨てたところから揚げられたフジツボのついたカメラが戻り犯人は罪状に応じた裁きを受け決着を見ました。このAさんの事件の結末についての報告動画を見た時は喜びとともにボーっとしました。Aさんはこの案件に延々と年をまたぎ取り組み続け、その様子を子細に撮り続け、YouTube上で公表し続けていました。大量かつ長時間の、粘りに粘ったシリーズ動画を我が身の精神の弱さからチラ見して理解したつもりになっていた視聴者として深い感慨にふけりました。他人ごとでも理不尽さに腹が立ち、体に悪いやり取りの連続でした。


国家とは、警察とは、治安維持とは、市民と警察との関係とは、取材とは、社会の見守りと警戒とは・・・。そういったいろいろな事を考えされられたことが今も忘れられません。Aさんは自分の事件の解決をもってこの事件とは距離を置く考えを述べていました。ただし被害届受理を拒んだ担当刑事に対する恨みだけは温存するそうですけどね。


傍観者に過ぎない私の素朴な疑問はまだ消えていません。どうして千葉県警は被害届受理を頑なに嫌がり続けたのだろうか。淡々と処理すればすぐに終わりそうな事件でした。でも当初から相当な期間はそうしようとはしなかった・・・。Aさんほどの執念と証拠が揃っていてさえ解決までに長時間を要し困難を極めたとことは摩訶不思議です。


とにもかくにも、そんなこんなのマスコミでは流されていなかった派生事件まで起きていたこの事件です。テレビは延々と女児の動画を流しては犯人とされる人物許すまじ、近所の大人でも怖い人がいるのだから子供たちは警戒しなさいという趣旨で連日連夜大々的にこの事件を扱っていました。その悲しい事件関連の社会の美談、世界から集まった署名・100万件以上、この膨大な数字が実はそんなにたくさんは集まっていなかった・・・。なんてことは断じてないんですよね。


こちらの事件の署名は外国語で書かれているのが大半でしょうから、どうやってその信ぴょう性を確かめて報道していたのかなと当時から興味を持って視聴していました。今更ですけどこの事件で為された署名活動の、その辺の具体的手法について知りたいです。世界を驚かせるほどに画期的且つ効率的な作業手順が分かって、やり方を共有できれば、今後あらゆる事案で行われるであろう署名集めを劇的に捗らせられるはずです。


知事のリコール運動の場合は一人一人、実在する人物が本当に書いたのかどうかを確認する作業があるのだと聞きました。温故知新といいますから、ブログ主の記憶の掘り起こしはきっと公益性、ありますよね。愛知県知事リコール運動達成にむけて成果を出せたら他県民ですが喜ばしいです。



以下記事の一部を引用しました。


「松戸ベトナム女児殺害事件」父の慟哭 「リンちゃんてんこくいけよ。あいたいよ」
国内 社会 新潮45 2018年7月号掲載


https://www.dailyshincho.jp/article/2018/06220620/?all=1


(一部略)


 届け出てから間もなく、ハオさんは街頭で署名を呼び掛けた。まずは柏駅前で、続いて上野駅、千葉駅とそれぞれ1週間、立ち続けた。


「朝の10時から夜の8時まで。駅に立つ前に警察に申請しないといけないんです。申請書類を書くのは最初、友人に手伝ってもらい、次からは自分でやりました」


 一緒に呼び掛けてくれる日本人やベトナム人も現れ、その数は多い時で10人ほどに。海外からも署名は届いた。そうした地道な活動が奏功したのか、第2期の4月9日に提出した段階で、署名者は約113万人に達した。日本の居住者が約6万9千人、ベトナムが約105万人で、残りが両国以外の居住者だった。







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