母の日
母の日なので姉妹揃ってお祝いをしました。主役の母は90歳を超えました。最近このメンバーが集う時に準備するご馳走は「宅配ピザ」と決めました。母が入れ歯になってますので、ピザなら柔らかいので大丈夫なんです。しかもみんな大好き。
で、集う時のピザの料金。実家でなにかあるといつも母が全額支払いをしてくれてます。今回も8400円のピザ代をおごってもらいました。母が今よりも幾分若い時は母の日に限らず喜寿米寿など祝い事の外食などもしてきました。90歳を超えますと、もう外出で何かをするというのが本人には体力的に負担です。
自宅で普通に育った頃のような雰囲気で集うのが一番幸せになりました。
皆様はきっと、いい歳こいてお母さんにおねだり?主役にお金を払わせているなんて不謹慎じゃんって読者様はおしかりになりたくなりますかね(笑)。でも、私たちは構わずお母さんに気持ち良く払ってもらっています。その方が丸く収まりますからね。
母は現金を遺産として残すよりも、その都度みんなに喜んでもらった方が嬉しいと話しています。子供らしく母の言葉に甘えています。
数カ月前に集まった時、たまたま遺言的なことを言い出しました。お葬式に呼ぶ人の範囲をどこまで希望するか話して置きたいと。で、近親者のうちどこの誰まで、ということを明確に私たちに話ました。で、私は例によってメモ魔なので記録しました。
で、今回。母が考えを変えたからまた話をしました。もう少し範囲を広げて欲しいと。
その理由は、お葬式の後で人づてに亡くなったことを知ったからといって、後でわかった人が何もお悔やみをしないわけにはいかない。お葬式に来る来ないは脇に置いて知らせた方がよさそうな人にはきちんと知らせるほうが親切だ。そうした機会に親族が集まり、なかなか会えない親戚に揃って会いたい人だっているのだから。だからみんなで集まれるようにして欲しい・・・。
さすが母上。お葬式ってただ送り出すだけじゃなくて、これからもこの世で生きる人のためにもある儀式。未来へ人間関係を繋ぐ儀式でもあります。
私たち姉妹はとても納得しました。今回の記録係は姉です。メモ帳を私が珍しく忘れてしまいましてm(__)m。文字にしなくても私は忘れません。
親戚が集うその日が、必ずいつかは来るのだとしたら天寿を全うし晴れやかな状態でいて欲しい。今日も母は我ら姉妹よりも頭脳明晰で輝いていました。
お母さんありがとう。
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