2016/02/26 12:31:17

2月26日にあった事件

今日は2月26日。2.26事件のあった日です。先日NHKのテレビを見ていましたら、2.26事件の加害者の弟さんが、被害者の御嬢様と会っていたものがありました。お嬢様はノートルダム清心学園理事長の渡辺和子氏でした。『置かれた場所で咲きなさい』等の多くの著作物が人気のとても有名な方です。


弟さんは、兄の犯したことでその後、いろいろな思いと苦しみを抱えて生きてきただろうことが、書棚に並ぶこの事件関係の書籍の数で類推できました。どちらの方たちの人生についても一般人には計り知れない重さがありすぎて感想を申し上げることさえできません。


画面では静かに語る渡辺氏ですが、ここまで気持ちを落ち着かせて話せるようになるまでにはどれほどの精神の修養を必要としたことでしょう・・・。わずか9歳で父の無念の最後の現場に居たのですから。思い出し語ることの辛さはいかばかりでしょう。


ねずさんの過去のブログでこの事件について述べたものがあります。渡辺氏の証言は、私の見たテレビとまったく同じ内容です。あまりにも恐ろしい場面があります。読める範囲のところを抜粋します。


ふたたび和子の証言です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お父様が、お父様が、と叫びながら、私は部屋の中を歩きまわっていました。

私は泣いていたと思います。

天井まで、父の肉が飛んでいたのや、雪が深かったのや、雪の中に点々と赤い血が落ちていたのを憶えています。


中略


二・二六事件の青年将校たちに対して陛下から戒厳司令部によって下された訓告は、以下のものです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
下士官兵ニ告グ

一、今カラデモ遅クナイカラ原隊ヘ帰レ
二、抵抗スル者ハ全部逆賊デアルカラ射殺スル
三、オ前達ノ父母兄弟ハ国賊トナルノデ泣イテオルゾ

2月29日 戒厳司令部
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

陛下の大御心は、血なまぐさいクーデターをのぞんでいません。
文中に明らかな通り、父母兄弟との関わりを大切にせよ、という。

人は決してひとりで生きているのではない。
父母兄弟がいて、自分がある。
その父母兄弟を泣かすことがあってはならない。

これが大和人、すなわち「和」の考え方です。


http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-803.html


訓告の三番にありますように、国賊となったために、父母兄弟が苦しんだ人達がいました。テレビに出演していた弟さんはその中の一人です。






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