「土人」発言について考える
三笠宮崇仁親王殿下が薨去されました。100歳のご長寿を全うされました。謹んで哀悼の誠を捧げます。
さて、沖縄の琉球新報に掲載された東大教授の書いた記事<機動隊 差別発言を問う>沖縄からアジェンダを 安冨歩さん(東大東洋文化研究所教授)が大変ネット上で話題になっています。先ごろの機動隊員の「土人」発言に対する所感です。非暴力の正体とは、相手側の感情を害して切れさせ、暴言を吐かせることを目的としているのではないか、とこの記事が嫌悪感と憤りをもってネット上で取り上げられていました。私も同様です。
この土人という言葉では、いろいろな思いを持つ人がいます。〇向きの方向の考え方の人たちは「差別」ということにひとくくりにして話を広げます。失言をしてしまった公務員の処分だけでは飽き足らないようです。執拗に粘り、火を広げたい、批判に使いたがっている意図が見られます。サンデーモーニングでは機動隊員を擁護した松井知事の件でどうして世論操作ができないか、みたいな感じで嘆ていた、と話題になっていました。
一方ある人たちは愛に用いた歴史と先人の偉業に敬愛を持ち想いを寄せます。わざと「土人」と愛をもって心を鬼にして呼んだ。命がけで彼らを守り抜いた歴史が実際にあったんだよ。と語り合います。大東亜戦争時のパラオ住民を避難させるために、土人と呼んで船に乗せた実話を語った動画を再アップなさっていました。このことは、拙ブログでパラオに関して紹介した中ですでに述べています。何度見ても泣けます。敢えて今回の土人騒動で振り返ります。実語教によりますと一度だけでなく、復習することがとても大事ですものね。
以下 琉球新報の話題になっている記事の抜粋 これが東大教授の言葉です。
非暴力の闘争で最も大事なのは、どうすればこちらが暴力を使わずに、相手を挑発して暴力を使わせるか、ということ。今回、この線から近づくなと言う警察に対し、抗議する人々が金網を利用して挑発し、日本警察の本質を露呈させた。「土人」発言という暴力を振るったことで、警察は窮地に立たされている。沖縄が今考えるべきは、さらに挑発的な次のアクションをどう起こすかだ。(中略)沖縄はかさにかかって権力者を挑発し、ばかなことを言わせ続け、次々に言い訳させて対応を迫るべきだ。できれば米政府、米軍、米大使をその渦に引きずり込む。(以下略)
http://megalodon.jp/2016-1026-2030-56/ryukyushimpo.jp/news/entry-383010.html
パラオの兵隊さんたちのお話
https://www.youtube.com/watch?v=cTRfPNEPR-A
サンデーモーニングの件 (私の忘備録用)
http://newsoku318.blog134.fc2.com/blog-entry-5406.html
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