西暦で記入させられた・・・
3月の平日は今日でおしまい。今年度の仕事としては今日が実質的に締めになる企業さんが大半のことでしょうね。4月1日午前11時半に新しい元号が発表されるそうですからどんな元号になるのか楽しみです。
一方で平成に対する名残惜しさもあります。ついさきほどのことですが某書類にサインをする時に相手先企業さんから「日付は西暦でお願いします」とキリッと求められました。
自分はほとんどの場合平成〇年と表記しています。感覚的に元号で記憶をたどる方が時代ごとの情緒や風景などと一体化できるのでそうしています。西暦だと事務的過ぎて数字の羅列だけの暗号みたいでどうも「人情」みたいなものが皮膚感覚に遭いません。
「平成じゃダメですか」と大真面目に抵抗してみたのですが敢え無く却下。先方の社内での決まりとのことでしたので仕方なく西暦で記入しました。こうやって日本の文化を維持したいという個人の強い気持ちがあったとしても現実には脇に追いやられてしまいます。日本の社会生活から元号との接点がどんどん減少することを余儀なくされていきいつしか元号?何それ?みたいになったらいやだなと危機感を持っています。
当店が開業した平成12年当時の入居申込書の生年月日の選択欄には大正のT、昭和のSのみ。平成のHはありませんでした。平成生まれは未成年で契約できる年齢じゃなかったからです。そのうち平成生まれが成人するに従い書式も改編されていきました。
さて新しい元号が定着していくと昭和のSが選択肢に残されるのはあと何年先までなのかなあ。もしかしたら元号の選択肢がまるごと消されて西暦だけの書式になったら風情もなにもありません。
平成最後のなんちゃらと結構な話題になっているくらいだから元号大好き日本国民はたくさんいるはずです。衰退させるか維持するかは結局は私たち次第。事務書類の西暦化は仕方ないとしてもコンパでの年代ネタならあと数十年間は現状維持できるだろうと予測しています。
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