2012/06/28 12:25:55

修繕費をかけて採算がとれる?

昨日の東北電力の株主総会で、不動産業者とか経営者の視点からやはり考えたい質問がありました。女川原子力発電所についてです。


政府は40年で廃炉にするという方針を考えているようです。


女川原発はすでに約30年経過しています。残りはざっと約10年間。ただ今、震災後の修理が行われているようです。天井付近で異音が発生したとか、そのことについての公開が9か月後だったとか・・・。必ずしも情報公開がスムーズという印象は持てませんでした。


ですから、地元理解とか、その他点検、余震もいまだにあることから、どおしても数年間は再稼働は困難であるとみることができます。


しかし、やめると決めないので、修繕費用は毎年膨大にかかります。金食い虫のように、桁違いの金額とコストがこの発電所が存在する限り逃げることはできません。質問から聞くところによると、1年間に、約〇億円から〇億円もするらしい。


株主から議場でその採算を考えているのか?、廃炉のための費用を試算したのかについて質されました。すべて聞いていても、素人の私には理解できる解答は示されませんでした。長い話があっても、結局言葉数が多いだけで、意味不明でした。


私なりの計算で、じぁあ、5年で〇〇億円の修繕費を仮に払ったとすると、残り5年でその〇〇億円の修繕費の元をとるために、残り5年はたらかせて、すぐに廃炉にすることになる。費用がこんなに莫大にかかるなら、質問者さんに同感で、ほんとに採算とれるのかなあ。もったいないなあ。となります。


さっさと「やーめた!!」と言ってしまえば、修繕費もかかららないし、さっさと廃炉にできてすっきりするじゃない。とも・・・。そして、そのお金で違う発電所を作って稼いでほしいなあ。と。


会社側の答えは、ほかの質問に対しても、だいたい「国の方針に従う」という方向性の答弁に受け取りました。


これは、電力会社特有の事情もあるのでしょう。私が(ありえないけど)、もしも電力さんの社長さんだったら、そういう応えしかできないかもしれないなあ。とも思いました。なんでもある程度自由に決められる仕組みの企業とそうでないことがある・・・。でも、聞いている方は、なんだかすっきりしないのです。損する確率を高くしてまで、無駄なお金とかを使うのは、結局株主に損させてないの?などと。


そういえば、昔の総理大臣で「言語明瞭意味不明」のアダ名の御仁がいましたっけ。


株主配当は今年はありません。お土産は三陸の銘菓・「かもめの玉子」でした。ほっぺが落ちるくらいおいしかったです。こんなに、このお菓子おいしかったっけ?というくらい絶品。よく見るとサイズがいつものよりも小型化されていたので、さらに具と皮のバランスがよくなったのかもしれません。


投資額から考えると、このお菓子を手に入れるための1個あたりのお値段は何万円だろう・・・。などと皮肉りながら、計算機を出したくなります。配当がないからこれが今年の収益すべてです。


今期で辞任する役員さん挨拶がありました。心から出る平易な言葉に、つい、もろもろの記憶を呼び覚まし、ホロリと心が熱くなり、感動しました。


あの震災の困難の中で、東北電力の社員さんたちは、本当に頑張って働いてくれました。あの現場で、あの期間で、灯りをともしてくれたのですから。必死で働いてくれた方たちのご苦労に、とても感謝しております。長年、お疲れさまでした。ありがとうございました。






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