2012/07/31 10:41:03
アゲハチョウの挨拶
今朝、出社しようと車に乗り込んだら、アゲハチョウがひらひらとフロントガラスの上を舞い、そして旅立っていきました。今年も無事に育ってくれたようです。
我が家の北側に植えてある、庭の山椒の木につく、不思議なう〇こ型の幼虫が変化してアゲハチョウになることは数年前のブログでご紹介しました。
虫に心があるのかどうかはわからないのですが、なぜか毎年、庭を一周してから、ちょうど良い具合に旅立つ前にその美しい姿を披露してくれるのです。
まるで、ここで育ててくれてありがとう。ほら、きれいになったでしょう。とほめてもらいたくて、そうしているようです。
仕事で日中留守にしますし、休日でも、室内にいることがほとんどで、外には多くの時間は出ていないのです。
それが、たまたま外を眺めたり、ふと視線を上げた時に、ちゃんとあいさつのタイミングを待っていたかのように、蝶は夏の日盛りの叢から車庫をぐるりとウイニングランのように巡回して、去っていくのです。
長居をしていたはずのサンショウの葉は、今年は丸坊主にはなっていませんでした。食欲の少な目の幼虫だったなあ。などと、残った葉っぱをみながら判定しています。花の蜜はちゃんと吸えるように成長していることでしょう。
庭木の葉っぱを食べられては悔しがり、残されては昆虫の成長が遅れたのではないかと観察したり。数年の蝶と私の言葉のないやり取りの時を経て、幼いころの感情は今はありません。粉っぽくて不可思議な動きをうとむ「チョウチョ嫌い」は解消していたようです。
あの大きく、自己顕示するほどに、存在感のある神秘的で優雅な姿を見るのが今朝はステキな喜びに替わっていたのでした。
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