2013/11/27 17:51:41
違反建築物件を定点観測
誰かが、何かの拍子で、ある物件の建築基準法律違反を見つけたとします。「これは違反だ。」とわかり「ここがこうなんですが・・・。なんとかあるべき姿にできないものでしょうかね。」と役所などに相談に行ったとします。
担当窓口では「なるほど。なるほど。」と丁寧に話を聞いてもらえたとしても、違法状態がただちに改善されるとは限らない。ということがあるのは広く知られています。
では、お咎めがないのだから、違法なことでもやってしまえば、いい思いだけして過ごせるのか、といいますと、日本はやはり常識人が多いおかげか、世間が受け入れるかというとそう、甘くはないことがわかったりすることがありました。
とある地方都市の住宅で格安物件がありました。商売柄興味があり数か月間定点観測をしていた時期がありました。築浅なのにおおっと思うほどに割安感があるのです。投資に使えばきっと利回りも十分、投資効果はそれなりによさそうです。
物件説明の詳細を見ましたらこの物件は「建築基準法違反」で、あることがらが違法であることが明記されて紹介されていました。さすが宅建免許のある業者さんはそのあたりは適切に仕事をしています。
「果たして、売れるだろうか・・・。」と気になりつつ、見ていましたら、見飽きるくらい長い間売れませんでした。何度も価格を変え、業者さんを取り換えながらも、まだありました。いつしか見るのも飽きてやめていました。念のためつい最近もチェックしましたら、・・・ありました。やはりお客様は「違法」なものを欲しがりはしない。市場からは安くてもそっぽをむかれている、ということでしょうね。
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