とっとちゃんハウス
今朝、NHKの朝イチにユニセフ親善大使の黒柳徹子さんが出演していました。一番話したいこと、との質問で、南スーダンでの活動についてのお話しがありました。現地に建つ施設「とっとちゃんハウス」や以前訪問した際から、国が新しくなり、最近再訪した時の出会いなどのことでした。
とっとちゃんは黒柳氏の愛称ですが、偶然スワヒリ語では子供の意味とのことでみなさんからの募金で実際に救われた子供たちとの出会いやその他のことが語られました。
http://www.unicef.or.jp/children/children_now/south_sudan/sek_s_sudan04.html
南スーダンは、日本政府が韓国からの要請に答えて国連を通じ弾薬を支援したばかりの国として騒がれている国です。国連平和維持活動として自衛隊が人道支援をしていますが、大人も子どもも、大変危険で生きることに精いっぱいな場所です。
20年前に黒柳氏が訪問した時に、食べる物も満足にない中で、子供になにが欲しい?と聞いたそうです。そして子供があげた答えは・・・。
「平和」
「学校」
「優れた教師」。
これを聞いて、昨日の新聞記事が頭に即座に浮かびました。日本はその3つが世界一なのだと気付きました。河北新報の平成25年12月25日付け総合面に国連児童基(ユニセフ)と、国立社会保障・人口問題研究所がまとめた報告書の記事があったからです。「子どもの幸福度」を物質的豊かさ、健康と安全、教育、日常生活のリスクの低さ、住居と環境、の5項目の現状を算出したものでした。
日本は31か国のうち6位でした。しかし、詳細を確認しますとスーダンの子供が望んだものが日本はすべて「世界で一番に満たしている国」だったことがわかりました。なんと私たちはありがたい国に生かされているのでしょうか。
「平和」につながるリスクの低さは世界1位、学校に関する教育も世界1位、そして、優れた教師につながる項目は、先日の経済協力開発機構が実施した学習到達度調査で世界1位でした。そんな世界一、スーダンの子供たちが望む環境が整った中で育ってきた日本人のこどもたち、大人たちは、積極的に世界に手を差し伸べています。
黒柳氏の呼びかけに応じて集まった多額の募金で建設されたとっとちゃんハウスは活動の拠点となり活躍していました。すくなくとも2500名以上の命が救われ、支援は育ち、現地に根をおろして役立っていたことは形となっていたことを知りました。平和維持活動、の言葉すらいらないほど安全が当たり前な国に生まれ住む今の私たちはどれほど恵まれているのか、感慨を覚えた朝でした。
コメント一覧
No.10519 嘉子さんのコメント 2013/12/28 19:08:51
りゅうさんコメントありがとうございます。
No.10509 りゅうさんのコメント 2013/12/27 20:27:13
素晴らしいことですね。それをこの欄に取り上げる
嘉子さんもさすが。
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