若者の生活満足度がバブル期より高い
こんにちは。
私はバブルの全盛期に新入社員OLだったのにもかかわらず、
バブルの恩恵はかなり受け、幸せ〜な時代を過ごしました。
先に広がる夢に向かって、希望がありました、不安なんてありませんでした。
その時代から見たら今の若者(息子たち)は
少子化、年金問題、放射能汚染、そしてグローバリズムによる格差社会などで
不幸になっている。と言われ、そして親としても何となくそう感していました。
っが、日本の若者たちは、”現時点は幸せだと感じている”と、
意外な記事がありました。
調査をしたところ今の日本の若者の生活満足度が大変高かったそうです。
でもこれ、ほっとする記事ではありませんでした。
社会学者:大澤真幸の論より
【「幸福」というのは相対的なもので、
私たちが「今は不幸だ」とか「生活に満足していない」と感じるのは、
「将来はより幸福になれる」と思っているからだ。
これからの人生に「希望」があるひとにとっては、
今の人生を「不幸」として否定しても、自分を全否定したことにはならない。
だが、もはや自分がこれ以上幸福にはなれないと思えば、
ひとは「今の生活が幸福だ」とこたえるしかない。
すなわち、若者の幸福度(生活満足度)が急上昇しているのは、
2000年以降、彼らが将来に「希望」を持てなくなったことの裏返しなのだ。】
だそうです。
日本の若者は「将来に希望は持てないけれど、今はまあまあ、そこそこ
楽しく暮らしているんだから、まあ、取りあえずはこれでいいや」と思って
暮らしているって事ですね。
大学2年生の息子もそういえば同じような事言ってました。
そしてこの記事はこう締めくくっています。
【現在の20代の若者たちが(おそらく)戦後もっとも“幸福”だとしても、
生活満足度は、今後、年をとるにしたがって急速に下がっていくだろう。
そしてまた、いまよりもさらに“幸福”な若者たちが、
登場することになるのでしょう。】
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