2015/12/23 11:54:10

奇蹟とは?

このお話は以前にブログに載せたことがありましたが、先日

お取引先の方とお話をさせて頂いたので改めて載せたいと思

います。それは奇蹟体験とでも言うべき?事かもしれません。


社長はこの事業を創業して丁度10年です。先日も10周年を

記念して盛大にイベントを催しました。そんな10年の間に

これは偶然とは言いきれない体験を何度も経験しています。


そのうちの一つに次のような体験がありました。

今から数年前ですが大震災の影響で中古住宅を必要とされて

いるお客様の物件を探す依頼がありました。

ただその地域は中古住宅が出にくい地域で探すのは一苦労でし

た。周辺にチラシを配ったり業者に聞いたりしたのですが

なかなか該当する物件が見
当たりません。

そんな中、裁判所で閲覧してみると希望する学区内に競売物件

が出ていたのです。金額も当社で落とせそうなのです。早速

その物件に出向いて事情を伺ってみると、そこは息子とその

母親の年老いた婆ちゃんの二人暮らしでした。婆ちゃんに

「他の業者見に来てっかい?」と尋ねると

「なんだべ、もうお金は払ったから裁判所にはもっていがれ

ねえぞい」と言うのです。払ったのであればそのうちに

閲覧から消えるだろうと他の物件を探していました。


ある時その物件が気になって閲覧してみるとまだ消えて

いません。債権者に連絡してみるとお金は返済していない

との事でした。裁判所では間もなく入札になるとの事です。

私は再度婆ちゃんに「まだお金払ってないみたいだぞい」と

教えてあげると、「おらげの息子は払ったから大丈夫だと

いってるぞい」と言うのです。息子は自分ではもうどうにも

することも出来ず母親には払ったと嘘をついていたのです。

私はその経緯を婆ちゃんに教えてあげました。

「もう時間がねえぞい、何とか誰かに一時立替えて払って

もらう事できねべが?」


競売物件は札を落としてしまえば所有権はこちらですから

黙っていたほうが得なのです、こちらは。でも私はあの時、

あの年老いた婆ちゃんが家を出て行かねばならない姿を

思いたくなかったです。入札まであと一日の時に裁判所に

直接電話してみると丁度今債権者から取り下げありましたと

の返事があり、もうその時は嬉しくなってすぐ婆ちゃんへ

電話しました。

「婆ちゃん、今裁判所に確認したら取り下げになったぞい

いがったない、出ていくごとなぐなったぞい」

「ありがとない、娘の婿様達が協力して借金返してくれたんだ

ありがとない、あんたに教えてもらえなかったら家取られて

いた、ありがとがんした・・」電話の向こうで婆ちゃん泣いて

いるのです。私もこれで一安心と、その電話を切った次の

瞬間、電話が鳴りました。

「おたくの売り家の募集のチラシを見たのだが・・・」


婆ちゃんとの電話を切って安心したつぎの瞬間に売り家の

話が飛び込んでくる・・こんな偶然あると思いますか?

その物件は競売の物件よりも更に学校に近くもう買主さんの

希望の全てが揃っている物件でした。その物件はその月の内に

契約となりリフォーム工事も当社で行い売主さんも買主さんも

弊社も三方幸せになれた物件でした。


今でもあの競売にかかった家の近くを時々通ります。

以前と変わらず洗濯物が干してありますから婆ちゃん元気

だと思います。あの婆ちゃん達とは縁もゆかりもありません

でしたが今でも近くを通ると気にかかります。


私はこのような偶然では語れないような体験ををこの事業を

始めてから幾度となく経験しています。あたかも私の行動が

天から見られていてそして誰かが導いてくれている?、

そうとしか思えないのです。自分の過去を振り返ってみても

何事も自分で決めて生きてきたように思っていましたが

本当は見えない大きな力に動かされていたのだなと感じます。

今自分がここに居ることもこの事業を通して社会と繋がって

いる事も全てに理由があってその全てが偉大な力によるもの

だなと感じます。


地球も人間も偶然にできたものだとする説がありますが、

私は偶然などあり得ないと思います。地球も宇宙も我々人間も

ある偉大な意志が必然として創られた創造物なのです。

この偉大な意志に素直に従う、これは本当に大事なことだと

感じます。奇蹟は何度でも訪れます。私にも家族にも我社にも

社員達にもお客様にも取引先にも・・全てに訪れます。

・・社長。






会社概要

会社名
(株)住専ノザキ
カナ
カブシキガイシャジュウセンノザキ
免許番号
福島県知事免許(2)0003164
代表者
野崎 五十六
所在地
9620814
福島県須賀川市前田川字宮の前166−146
TEL
代表:0248-76-2533
FAX
代表:0248-94-5063
営業時間
8:30〜18:00
定休日
毎週日曜日
最寄駅
東北線須賀川
バス停名前田川分
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