無人でも音楽を流す
相当以前になりますが、稼働が終わって夕方以降、翌朝まで無人になる工場とか事務所・店舗で「音楽を流す」水面下のブームがありました。
と、いうのも「音楽を流すことで、そこに人がいると思わせる」ため。
泥棒を防ぐのが目的ですね。
一部照明を点けておくのも効果があります。
そんなわけで、私の所も365日休まずバロックを流し続けているのですけれど、泥棒もよく知っているのか、過去隣に「ブランド買取店」さんがあったときには、ある時は夜中に泥棒、ある時はバンでシャッターに突っ込んで根こそぎ持っていくという荒っぽい手法で何度か泥棒の被害に遭われたのですけれど、私の所には泥棒が来ません。
それはそうでしょう。
不動産仲介店舗には、お金がない。
お客さんから預かった保証金とか礼金は、その足で家主に届けるか、管理会社に振り込む訳ですから、「釣り銭」ぐらいしかない。
買取専業の所には、大層な大金庫が置かれているようですけれど、私の所には、「金庫」さえありません。
必要がないので、置いていないということですね。
では「自宅」はどうか?
子供が小さかった頃は、家族で良く旅行に行きましたから、数日留守をする。
泥棒にかき回されたら困るので、テーブルの上に1万円札を1枚か2枚見えるように置いておきました。
泥棒も、焦っている訳ですから、あちこちひっくり返してろくに金目のモノを見つけられないのなら、目の前の1,2万円で十分でしょう。
あちこち触られると、気持ちも悪いですから。
という訳で、1階とか「泥棒に入られやすい」お家では、長期間留守にする場合は、テーブルの上に1万円札でそれ以上の被害を防ぎましょう。
新聞を止めるとか、玄関から明かりが漏れるようにする、そして音楽を流し続けるなど、「予防」が大切ですが、入られた時の被害を最小限にとどめるのも、一つの手ではありますね。
女性の1人暮らしだったら、「表札は名字だけ」とか「男物の下着を他の洗濯物と一緒に干しておく」などは、安全のための常識ですけれど、何もやらないよりは、やった方が良いでしょう。
「無人でも音楽を流す」というのは、そういう事のようですね。
お問い合せ