「花乞食」に思う
帰宅ルートに、「花屋さん」があり、日没になると、還暦前後ぐらいの女性が(特定の一人かどうか?は分かりませんが)しょっちゅう来る。
何をしに来るのか?
店舗のすぐ外にある、「ゴミ箱」をあさって、何本かの花を持っていく。
バス通りから1本入っているとはいえ、街灯もついているし、周りにはマンションが沢山建っているわけで、当然人目がある場所です。
不思議なのは、「ゴミ箱の中は、花だけなのか?」ということ。
他に何が入っているのか?
街灯があるとはいえ、細かいところまでは見えないでしょう。
コンビニの期限切れ弁当だったら、ラップを外し、蓋を取ればまあ新品です。
他のゴミと混じった「花」とは訳が違う。
まして、捨てられたコンビニ弁当を漁るのは、まさしく「食べていくため」で、いわば命に関わる問題ですね。
心を豊かにするための「花」とは、同じ捨てられた物ではあっても、根本的に存在意義が違うということでしょう。
私は、「物」は拾わない。(財布は拾って交番に届けますが)
ゴルフ場で、ティーが落ちていても、OB杭近辺にボールを捜しに行ってロストボールを見つけても拾わない。
キャディさんが見つけてくれたボールも貰わない。
大体落ちているボールは、いつから落ちているのか分かりませんが、大抵は水分を吸って飛ばなくなっているし、OBや池にあるのなら、縁起も悪い。
何より、「自分のボールを捜しに行った人が、うれしそうに幾つものロストボールを持って帰ってくる姿」が本当に浅ましく見えた。
丸半日以上費やし、安くないプレー費を払ってやることではないでしょう。
小さくてもプライドは持っておきたいものですね。
6インチOKだったら、ボールのライがどうであろうと、毎回必ず動かす人がおられますけれど、一旦触ると必ず癖になる。
他人は見ています。
ボールを拾うのも、間違いなく癖になるでしょうね。
拾った分だけ、品格を失っていく。
たかが100円ほどのボールのために。
「花乞食」から脱線してしまいましたが、ゴルフボールは消耗品で、下手なうちでも、お金を出して新品のボールを使うべきだと思う(ネットで買うと安いボールなどいくらでもある)し、「お花」はそれにも増して「対価を払うべき」だと思う。
野に咲く一輪の花と、ゴミ箱の中の花は全く違うのですから。
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