2012/02/16 10:30:14

素人客の思い込み

管理物件の店舗をご案内したところ、「ちょっと高い、息子と相談して、、」と帰って行かれたお客様。
その後別の方が、何度も内装業者さんを連れてこられ、申し込まれたのですが、「私の所が先のはずだ!」とえらく立腹されました。


保証金も賃料も全く不明で、賃借時期も不明。
要するに「申込み」も何もない訳で、勝手に機材を注文したとしても、正直私の方では、如何ともしがたいお話しです。


結局、ご来店いただいて、
まず、お申し込み。
家主や保証会社の審査。
そして条件の詰め。
賃借可否のご回答。


と、まあ概略すれば業者なら誰でも分かる流れなのですが、「入り口」の所から分かっていらっしゃらず、物件を借りるときの手続きやルールを説明して、ご納得いただきましたが、「息子と相談して、、、、」5日も1週間も連絡がなければ(或いはそれ以前に)断り文句だと、判断されても仕方ない。


申込み書面を出さない事には、テーブルに乗れないし、申込書を出したからと行って、家主がOKするかどうか?は別問題でしょう。
近隣同業種に配慮するかもしれないし、申込人の年齢を問題にするかもしれませんし、ひょっとすると字画が気に入らないこともある。
最終的な顔合わせで、「こいつには貸さない」となるかもしれない。

我々の場合でしたら、家賃保証の審査を通過しようが、契約を交わそうが、決済が終わろうが、実務として「鍵の引き渡し」が終わるまでは安心できない。


ご承知のように、民法は諾成契約ですから「貸しましょう、借りましょう」で成約するとはいえ、不動産の場合は「2千万円で売りましょう」に対して「2千万円で買いましょう」と買い付け証明を打っても、即契約とはならない。
このあたりが、一般消費者の方には分かりづらい所でしょうね。


私に限らず、10年以上営業を続けておられる業者さんであれば、まず「確定的」な事は言いません。
一部の若い(主任者ではない)営業マンであれば、賃料減額などの質問に対して「大丈夫です」とか、断定的な話をして失敗するでしょうが、「努力してみます」とか、一定ファジイな回答になってしまいますね。
それはそうでしょう。
家主さん側がどう思うのか?分かるはずがありませんから。


同じ家主さんで、少し前に「残り一室」などで、賃料を結構減額してくれた事があったとしても、今回は分からない。
そういうものです。
数ヶ月前は、ペットOKだったのに、ダメになっている場合も、その逆もある。


従って、管理物件でもない限り「ゼロからのスタート」だと思った方が良いでしょうね。
業者側が、自分を守るためにも。






会社概要

会社名
(有)アムネット
カナ
アムネット
免許番号
大阪府知事免許(5)0048126
代表者
西岡 祥富
所在地
5300041
大阪府大阪市北区天神橋3丁目8−18天三角ビル2階
TEL
代表:06-6355-7077
FAX
代表:06-6355-7088
営業時間
10:00〜19:00
定休日
毎週火曜日
年末年始・夏期・ゴールデンウィーク
最寄駅
大阪環状線天満
徒歩3分
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