ベルリン作戦をやらない理由
仲介主体であれば、お客様の来店時に何はさておき「アンケート」と銘打つか、別の表現をするかお店によるでしょうけれど、お客様の名前かやら電話番号やらを書いてもらうのが普通でしょう。
そして、当日物件が決まらなくても、電話で追跡して「良い物件が出ました!」とフォローするのが基本ですね。
電話をする(=ベルが鳴るので)ベルリン作戦ですが、この頃「ジリリリン」という呼び出し音など聞かないですから、「ベルリン作戦」という用語も、ほとんど死語に近いかもしれませんね。
私の所では、電話でフォローは、一切しないですね。
フォローすることがあっても、メールに資料を添付する程度です。
別にやる気がない訳ではありません。
自分がお客さんの立場だとすると、昼夜を問わず電話をかけて欲しくない。
別のお店で、もう決めたかもしれないし、用があればこちらから電話をかける。
特に今の時代、しつこくされると返って反発されるものです。
それと、「借りて欲しい」気持ちを前には出さないですね。
決めるのはお客様です。
なかなか決断できない人に対しても、アドバイスする程度ですね。
お願いして借りていただく、買っていただくことはありません。
無理強いしてキャンセルにでもなれば、つまらない仕事が増えるだけですし、入る人を見て「どうかな?」と思ったら、これまた入れない方が良い。
入居すぐに賃料でも滞れば、これまた不要な仕事になる。
人数の多い会社さんなら良いでしょうが、夫婦二人で雑用に手を取られるぐらいなら、「キャンセルしない」お客様だけで勝負する方が効率的ですから。
数年前なら、大手チェーン店さんからこぼれてくるお客様を拾えましたが、今はお客様の絶対数が少ないので、大半がテレビコマーシャルを流している大手さんに流れるけれども、スタイルは変えたくありません。
ただ、そんな中でも「法人に特化して成功している業者さん」や、「店舗一本槍で単価の大きい仕事をなさる業者さん」などは、立派だなと思う。
今のところ、リピーターさんと紹介で食べているようなものですが、それはそれで「顧客満足度」に特化した営業手法と言えるかもしれませんね。
まあ強引さのないのも、特徴なのでしょう。
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