少しの手抜きが命取り
「営業」ではないけれど、これも他社さんの失敗談。
過去、一棟売買で「FRKの作った重説」を丸写しして、結局内容が間違っていたために、大損なさった話をアップしましたが、手間を惜しむと損をする。
ある業者さんが「店舗」を仲介したところ、重説記載の面積と1坪ほどの相違があって、借り主さんから、「内装工事をu単価で発注したのだから、相違分を払え」と言われ、取引相談まで行ったモノの、やっぱり「不実記載」は不利ですから、賠償責任を負ったところがありました。
大体において、個人家主さんの場合、面積は多めに言う人はいても、少なく言う人はいないと思っておいた方がいいでしょうね?
そして、スケルトンなどの場合、借り主さんが計測しなくても、内装業者さんは、必ず実測する。 で、問題が起こる。
大した手間ではないのだから、自分でスケールで測るべきでしょうね。
私も賃貸居住用物件の場合は、全て「登記情報サービス」を利用して情報収集しまが、お部屋の計測などせず、提供された情報を元に重説を作りますけれど、事業用は別ですね。
特に店舗。
重要事項説明書は、顧客ではなく、自分自身を守るもの。
そのためには、多少の経費は当然ですが、「自分で動く」ことも惜しんではいけないでしょうね?
「ちょっとのこと」で、しなくても良い「損」をした方、結構おられます。
例えば、私のお店は、天神橋筋商店街にあるのですが、近隣店舗を仲介した時に、家主さんは遠方で、物件のことはほとんど何も知らなかったのですが、ガスが「プロパンガス」でした。
大阪市内の繁華街でも、「プロパン利用」は珍しくない。
大都会の真ん中だから「都市ガス」だろう、というのは通用しない。
手抜き以前の、「思い込み」も気をつけないといけませんね。
私は、回りの方の失敗談で、結構つまらない損を予防できた。
「損」の多くは、結局「手抜き」の場合が多いのも事実でしょう。
忙しい時ほど、注意したいものです。
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