2016/08/03 9:03:38
法人契約書に「氏名」なし、、、
結構「大手」の法人さんでも、賃貸借契約書の借主欄に「株式会社 なになに」としか書かれておらず(あるいはそこまでのゴム印)、代表取締役や当該支店長の名前の記載・押印がないことが、たまにありますね。
法人は、人によってしか動かない。
なので「株式会社 なになに」は、契約できないことになる。
支店長なり、部長なりが執行する訳ですね。
なので、当然のことながら「フルネーム」の記載が必要。
小規模法人だったら、ある程度仕方ない。
特大法人ならば、法務部などがあるので、この手のミスはない。
問題は上場するかどうか?ぐらいの規模の所でしょうか?
フルネームの記載がないからといって、契約の効力には関係しないか?というと、これまた一概には言えないでしょう。
契約書は元々「口頭で成立した」内容を記載した書類。
なので、表面上は有効かもしれませんが、満足の行く内容ではない。
ひょっとして、訴訟になったら必ずしも安泰ではないでしょう。
大の大人が、何度もやりとりして作成する契約書ですから、納得できる内容にしたいものですね。
契約書担当の皆さん、社印や代表社印も大事ですけれど、フルネームを忘れずに。
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