2020/07/23 8:50:24
退去百景
退去立会に行くと、住人の人間性が良く分かります。
過去、ヒドイのは「薬中で失踪して、部屋の壁がボコボコ」というのから「足の踏み場もないほど、インスタントラーメンの袋や1円玉」まで、まぁ申し訳ないけれども、低所得の男性単身の部屋が一番汚いイメージありますね。
あと、高齢者の部屋も汚い。
片づける意欲も体力もないので、仕方ないかもしれません。
で、今回ですが、
通常は不透明な浴室ドアを、透明にわざわざ交換しておられた。
理由を尋ねると「風呂に入りながらテレビを見たい」と。
そんなもん、防水テレビを買う方が安くつくし、見やすいと思うのですが、まぁご本人の判断なので仕方ない。
当初の交換費用と原状回復費用を考えると、防水テレビの方がはるかに安いけれど、80代のお爺さんだったから、そもそも防水テレビが販売されていることすら、知らなかったのかもしれません。
中には、賃貸開始の状態よりキレイにして出ていかれる人もおられる。
どちら側の人間になりたいのか?
不動産業者だったら「どうせクリーニングを入れるから、そこまでキレイにしなくても」と思いますが、それでも住人の人となりが良くわかる。
「立つ鳥跡を濁さず」というのは、世の中そうではない人が多いからこそ生まれた格言なのかもしれませんね?
簡単にできるのなら、わざわざ言葉にする必要、ありませんから。
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