神社の「内側」から見た、えべっさん
堀川戎神社に入り、時計回りに進むと、最初にあるのがこのブース。
若い大勢の福娘が福笹を授与しているのは、天神橋筋商店街だけですね。
華やかで賑やか(コロナで例年のような威勢のよい声は出せませんが)なこのブースですけれど、神社の内側は大忙しです。
このブースは、神社建物を入り、玄関から上がって、右手最初のコーナーですが、玄関を上がった所にあるスペースでは、天神橋筋商店街の店主や家族が無料奉仕で、熊手や笹に縁起物を取り付けていきます。
もちろん、福娘の皆さんも授与する人とか取り付ける人をローテーションで交代しながらやっていますけれど、込み合う時間帯になったら、取り付けよりも授与の方が忙しいから、そっちに集中することになります。
新しく「若い人」も手伝いに来てくれますが、何十年もやっているお年寄りが多いし、高齢者の方が上手に取り付けますね。
まず福笹の先端付近から順番に、大福帳(紙製)など軽量の縁起物を取り付けていって、熊手本体には、蓑(み=と言います)や絵馬を取り付けるのですけれど、ちゃんと指導を受けずに手伝いに来る人は、熊手本体に全部取り付けたりして、見栄えが悪くなっちゃいますね。
それだけならマシだけれども、きちんとワイヤーリボンを3重5重に巻かず、慌てて取り付けると、せっかくの縁起物が取れたりする。
これは一番避けたいので、新たに来た人には「スピードよりも堅牢性」を重視して、しっかり取り付けるように指導しています。
バックヤードで縁起物を取り付ける私たちですが、一日中できるわけでもないから、早い時間帯は天神橋筋商店街の1丁目から3丁目まで。
遅い時間帯は4丁目から6丁目までというように、分担が決まっています。
いずれにしても、混雑の中せっかくお参りに来てくださったから、できるだけキレイにしっかりと縁起物を取り付けるように心がけています。
私の場合は、毎年お手伝いに来ていても、別段事業が上向くとかはないのですが、若手が手伝いを数年続けていると、明らかに事業が好調になったという話をしばしば耳にしますから、一定の神助・ご加護は、実際にありますね。
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